名古屋松坂屋での「日本の職人展」も順調な滑り出しである。初日から、多くの常連さんが朝からお出でくださり、対応に追われる一時であった。昨日の朝歩きは、今まで歩いた事の無い所を歩いてみようと、 栄町から北東に進んでみた。4キロほど来た所に「銀栄」?「銀英」?どちらの字で書くのか?忘れてしまったが、名古屋では有名なストリップ小屋がある。今から、35年も前の学生時代に、バスの窓から、この「銀えい」を見ると、頭の中が妄想で一杯になり、目を皿のようにして看板を見つめた物だったが、今は、外見だけから見ると何屋か?判らない。派手なヌードの看板などは出す事が出来ないのであろう。
出来町から市役所方面に行き先を変え、進んでいると今度は、相撲の名古屋場所のため、市内に借りた「九重部屋」の朝稽古に出会った。
10分ほど、練習風景を眺めてみると、淡々と四股を踏んでいる。この片足を上げて地面に踏み落とす動作は基本中の基本で、素人の私などがやってみると、安定して片足で立っていることが出来ない。まして、千代の富士の様な高々と足を上げる事などは到底無理である。10本も四股を踏んだだけで、へべれけになるのが落ちである。どんな仕事も、基本が大切ですな。
もう少し、進んで来ると、竹細工屋さんを見つけた。名古屋にも、竹細工屋があるのだ。
ビルに囲まれた狭い所に竹が立てかけられていた。ショップの中を覗いてみると、油布さんの篭が飾ってあった。(昨年、一緒にミラノに行った仲間)
何処に行っても、竹細工といえば、別府のものを見ることが出来る。
一般の方は、竹細工と言えば京都と思っている人がいるようだが、それは生産地ではなく、京都のイメージと合わせて、竹製品問屋や竹の販売店が多いと言うことで、竹製品の産地は九州である。
初めてのルートを歩くと、新しい発見があり楽しい。
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