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私の好きな映画 と 大好きなジュリーな 毎日

the disappearance of Alice Creed 2009年 は 面白いですよ!

2012年11月06日 | 古い映画
この映画、導入部が、大変リズミカルに始まってます。なに? なに?って感じで、引き込まれました。
年上のひげのある男。 20代後半くらい?の若い男。二人が台詞もなく、黙々とホームセンターにいったり、IKEAにいって、ベッドをセレクトしたりしています。ごく当たり前のように、車を盗み、プレートをとりかえたり、部屋の壁に消音の壁紙をはったり。 ベッドを組み立て、床にすえつけます。
マットレスの上にビニールを引きます。

女性の誘拐場面もシンプルです。これはどのように誘拐するかの映画ではありません。とにかく、ここまでは本当に、ナニがはじまるのか(いや、誘拐というのは分かってるんだけど) 興味しんしんで見入ってました。

プロットのツイストが話が始まってすぐに出てきますよ。あああ、そうか。というのが、でもって
また もうひとつのツイストがあるんですが。これが結構、きついかなあ。
男女3人だけが登場人物の映画です。でも、良くある台詞が滅茶苦茶多い心理劇とかいうのとは ちょっと違います。ツイストのきいたプロットが すべてですかね。

ちょっと、これは変な話なんですが。若い男ダニー(マーティン コムストン)が、その、ちょっと、郷ひろみを 壊したような、顔してるんです。最初はそうは思わなかったんですが、だんだん話が進んできていろんな表情をしてるうちに、ひろみに だんだん似てきて、笑えました。だって、性格もちょっといい加減なところが似てるんですよ。

現実性があるかに 関しては、まあ、これはお話ですからね。だって、いったい警察はなにしてるのか?ってくらい、なにも起こりませんから。3人以外の状況は一切出てきません。潔い映画ですね。
で、面白い。

先日、タランティーノ製作に引かれて、”THE MAN WITH IRON HAND" 見たんですが、すっごい期待はずれで
単純すぎて、がっかりだったんです。でも、この、DVDで、口直しができた気分でした。