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香りのミステリー

2013年03月26日 | 雑記
3年前のことだったんですが、
成田空港で、いつものように、DUTY FREE 売り場をうろうろしていました。
私はよく、ゲランのサムサラ という、コロンを買うので、ゲランのコロン売り場に
いたんですが。
珍しく、そこに、香水も 売っていました。そして、小さな香水のビンを
見たときに、”あれ? このビンの形 覚えがあるわ” 。
小さくて、魔法の水が入ってるかのような ボトルの形。 手にとってみて、
香りもかいでみると。。。 

私がまだ、幼稚園のころだったんですが、長い形の鏡のついた、鏡台がありました。
私にとっては 恰好の遊び場でもありました。母の化粧品やら、父の使わなくなった
時計などが 引き出しに入っていました。 そして、香水のボトルも。。
母は外出時に、この 香水を耳たぶなどに、つけていました。私がねだると、
私の手首にもちょっとだけ つけてくれたものです。
母の香水の記憶は この頃だけのものです。 その後、香水のボトルも、鏡台も
無くなってしまいました。

思わず、香水 買っちゃいました。それは ”SHALIMAR" という名前の香水でした。
香りをかいだ瞬間 本当に、 小さい頃の記憶が 突然戻ってきたんです。
香水は あまり、使わないんですが、本当に、ボトルの形がなつかしくって、
何10年も、ボトルのデザインが 変わらなかったんですね。

で、ミステリーの部分というのは いったい 母はこの香水をどうして 持っていたのか?
というところなんです。
母は 化粧品にお金をかけるほうではなかったし、だいたい、この、香水が無くなった以降
他のコロンとか一切つかってないんです。別に、化粧品のブランドに詳しいわけでもないし、
私たちが住んでいたのは 都会ではないので、ゲランの化粧品なんて売ってませんでしたしね。
いただきものとしたら、誰がくれたのかなあとか。。
母は亡くなって、もう随分たっているので、聞くこともできないし。

ただ、時々、この香水のボトルを眺めては、母のことを 思い出します。