たまたま先週末に観た映画『ザ・ハンター』に出ていた主人公の女性が表題のこちらにも出演。主人公の奥さん役。こちらはかなり面白かった。2時間18分となかなかの長時間。
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書籍名:殺人犯はそこにいる~隠蔽された北関東連続幼女殺人事件~
著者名:清水 潔
出版社:新潮文庫
発刊日:2013年(単行本)、2016年(文庫化)
価 格:750円プラス税
ページ:509
内 容:骨太ジャーナリストによる未解決事件、菅家さんは冤罪だった。北関東幼女殺人事件の真犯人を追うドキュメント。事実情報を丹念に集める姿勢が胸を熱くする。読みやすい。「プロの捜査に疑問を呈するならば、彼らを上回る取材をしなければだめだ。」DNA”型”鑑定はそんなに信用していいものなのか?「根拠と結論が逆転している」には大きくうなづけた。普通は悲しみのどん底の過去をほじくられたくない関係者へ取材のための過細い線を手繰り寄せるために丹念に丁寧に取材を重ねていく。
しかし、間違いを認めない(それどころか隠そうとする力学が働く)組織体、警察・検察、あるいは国家とはやはり想像の共同体でしかない???のだろうか。国家の威信とやらも想像の産物でしかないはずだが。
小さな声にこそ、耳を傾けるべき。という言葉は印象に残った。
p450
「そもそも報道とは何のために存在するのかー。~行うべきことは、なんとかその魂に寄り添って、小さな声をきき、伝えることなのではないか。
権力や肩書付きの怒声など、放っておいても響き渡る。だが、小さなことは違う。国家や世間へは届かない。その架け橋になることこそが報道の使命なのかもしれない、と」
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1.2021-05-01_『四月の永い夢』・・・邦画
ある出来事をきっかけに教師を辞めて、そば屋のバイトをしていた女性。
三浦貴大の演技より、主人公の女性の自然体演技が絶妙だった。
2.2021-05-02_『ウィズアウト・リモース』
原作トム・クランシーの作品をAmazonがオリジナル映画化
辛口評価も多かったけど割と楽しめた軍(ネイビーシールズ)、CIA、ロシアVSUSA
3.2021-05-02_『アクアマン』
アトランティスの7つの海の物語。人間VS魚人
人間と魚人の間に生まれた王
4.『レディ・プレイヤー1』
スピルバーグ監督のVR世界観
5.『JUKAI 樹海』
双子の一人が日本の富士の樹海で行方不明に。
6.『悪魔を見た』
イビョンホンとチェ・ミンシクの対決。イビョンホンのアクションとチェの変態性演技対決。字幕版で見たかったが、なぜかAmazonプライムではなかった。見どころ有!、GW中に7本見た中ではえぐいが緊張感があり面白い。ただし、内容は救いがない。
7.『空に住む』
青山真治監督。わがままな主人公がタワマンを亡くなった両親(の父親の兄)叔父からただで借り、同マンションに住む有名俳優と出会い、肉体関係を持ち、出版社に勤めている仕事上、その俳優に書籍企画に協力してもらう。感想としては微妙な内容。環境の変化によるストレスでネコの体調が急激に悪化してからのシーンしか印象に残らない。勝手に家に上がる叔母に冷たく当たるシーンがあるが事前にきちんと説明すればわかってくれない叔母には見えなかったが叔母に対して急に切れる。叔母叔父が来ても居留守を使ってきちんと説明をしない主人公が我儘なだけに受けとれた。こちらは面白くない上に救いがない。
8.『ガーンジー島の読書会の秘密』
本を通した文通から出会い、読書界に参加し、最終的に恋に落ち、そこに住む。ガーンジー島。
ワイルドスピードにも出演している、筋肉俳優
ドウェイン・ジョンソンの主演映画。
秘密理に違法実験を行う企業は、宇宙にて特殊ウィルスを作り出す。
動物が吸い込むと巨大化・狂暴化をする。
そのウィルスを軍に売り込もうとする企業と
暴走して市街を破壊する、巨大化したゴリラ、
オオカミ、ワニ。ゴリラの親友のため、
それを止め、ワクチンを打って助けようとする
ドウェイン。わかりやすいアメリカ映画。
えっ、ゴリラくんもあんなに街を破壊、人を殺してしまったのに、
お咎め無?と思う部分もあるが、原因を作ったのは企業だしね、ゴリラ自体は悪くないという理屈か。
以前、林氏が出ていた番組で、東京芸大主席入学するも半年で懲戒退学でニートという方が出ていた気になって記事を見ていたら孫正義育英財団の支援を受けているという記事も発見。この方はIQが173と高く、ギフテッドだそうです。
いごすーな人もいるもんですね。
メルカリで大人買いした、35巻プラス外伝を読み終える。壮大なスケール。ストーリーが秀逸。今はやっているアメリカ連続ドラマの走りと言えそう。
隕石で人類が滅ぶ規模の被害が確実となったため、冷凍化によって未来を託した1チーム7人プラスガイド計8名の春、夏(A・B)、秋、冬の40人。彼ら自身は中身の概要を知っている存在と何も知らず、気づいたら海の上といった存在に分かれる。何とか最初は現実を受け止められず、信じられずにいたが、生態系すら変わっている現実に何とか適応しようと力を合わせる。ナツが主人公かと思いきや花と嵐が主人公だったのかな。海外の生き残った人からと思えるボトルメッセージの続編があったら面白そう。
殺人者の記憶法(2018)
殺人犯が記憶障害になり、ある事件で自分と同じ殺人の匂いがする警察官に対しこいつは殺人犯だと気づき、
しかも自分の娘が殺されそうになり阻止しようとするのだが。パッケージが恐ろしい。
超感染ファイナルデッド(2018)→中国映画だった
その怪物(2015)
簡単に人を殺す弟、それを操る兄と母、でも操れなくなってきて。
V.I.P. 修羅の獣たち(2018)北朝鮮から韓国にわたりまた戻る要人が変態すぎて気持ち悪い
演技がうまいということだろう。
悪女AKUJO(2018)
FLU 運命の36時間(2013)
ベルリンファイル(2013)
The Witch 魔女(2018)(映画ハンナやルーシーに似てる)
新 感染 ファイナルエクスプレス(2017)
悪のクロニクル(2015)
監視者たち(2014)
プンサンケ(2012)
新しき世界(2014)
千寿博の往復書簡
千寿博と姜尚中の対話。千寿博氏、オンライン社会に突入したが、スクリーンとスピーカーだけでは五感に対応できなくて、精神は満たされるのかと違和感を感じるとの1文には賛同。
特に誰かが誰かに対して、教え育む、教育を、オンライン研修含め、行っていくのには不向き。まさに教える側・教えられる側共に五感をフル稼働しないと成長できない、または鈍化する。
1巻当り8,000円で全16巻の12万以上の高価本、ザ・日本の組織。日本政府から球団、祇園からトヨタ、宗教組織、商社、金融までを取り扱う。ただ1989年と古いが日本組織の歴史が学べる。
松岡正剛著『知の編集工学』(朝日文庫)にて、
『日本の組織』全16巻として、
内閣から巨人軍まで、トヨタ自動車から祇園の組織まで、一切の組織図を同一画法で表示できるようにして(中心にトップとスタッフを図示することで)、日本の組織構造が全て同じ視点で比較できるようにした。
との記載あり。俄然興味がわき、パイロットブックとの位置づけという表題のブックを手にした次第。伊丹敬之氏や野中郁次郎氏、ボスコンの織畑氏等。
アメリカの水道会社に転職した男性とその家族(妻と二人の娘)は、タイに赴任することになった。ところが、タイ国内では、水道会社で働いていた人々を中心にクーデターが勃発。首都バンコクをその反乱軍が掌握し、首相等政府要人を殺害し、外国人たちを大量虐殺し始めた。主人公家族は、封鎖された首都から脱出できるのか。内容は緊張があり、興味深かった。
千夜千冊ような前人未踏の書評お化けサイトや編集工学や編集術で知られる人。
とても感動しました。
この著者が、編集に興味をもった強烈な動機が掲題に記載。p61~63
知人の大変美しい女性が、あるとき植物状態になってしまったという。
医者も見放していた中、
1年以上眠ったままだったが、その方のお母さんの信念に満ちた壮絶な努力により、
目を醒ました。
ところが、目を醒ますも今度は記憶を失っており、さらに目を動かすことも指を曲げることも
できない状態だった。周囲は、あのまま眠っていたほうが・・・とささやいていたという。
ここでもお母さんは想像を絶する努力により、どのように手や指が動くのか、ということから
はじめ、どのように言葉をつかうのか、さらに誰が誰で、その誰がどんな人物で、
彼女とどんな関係があるのかまで一つ一つ丹念に教えることになったそうだ。
そのプログラミング・プロセスに著者が関わったそうだ。
幸い素晴らしい回復力で、いったん何かがわかるとすぐに記憶の中の情報連鎖が
作動するらしく、うまく道筋を追って記憶を回復させれば、その一連の道筋には、
光があたることが分かったという。例えば小学校の事を教える場合、先生のこと、
最初に小学校に行った場面をつくる、次に小学校という記憶のネットワークの中心的な
軸をつくっていくという方法、しかし残念ながらその隣の道筋の記憶は全く抜けている。
そこでまた抜けている道筋を補う、ということを繰り返す。そうするといくつかのみちすじが
回復したところ、今度は突如として両社をつなぐバイパスに劇的な光があたる。
「この体験が私にとって決定的だったとのである。私が「編集」という方法に
熱中する最初の強烈な動機になっているといってもよい」
よくある潜入捜査だがストーリーの練り方がいい。
潜入捜査官の心情=緊張感は凄まじい。しかしなぜ兄貴はブラザーを片付けなかったのだろうか。ヒントは最後のシーン、ブラザーとの出来事か。
https://eiga.com/movie/89763/gallery/8/
『ハンナ』や『ボーンアイデンティティ』に似ているが諜報機関とは無関係か。少年少女の脳に手術を施して、超人的な能力(身体能力や知能を超えた中には超能力めいた能力)をも備える、その半面、脳への負担が大きいからか短命という宿命。魔女は自分を作った科学者を探し出そうとする。その短命を治すために。