自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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成長を促す要因は・・・

2005-05-31 15:44:34 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
人の成長を促す要因はなんだろうか?

年齢を重ねるだけなら→よく言われるだろう 「大きくなったね~」
である。これでは、何が、成長したのか不明である。

肉体の成長ならば、肉体をバランスよく強くすることになろうか。
スポーツ選手のような、筋肉バランス、格闘技の選手のような
強靭な肉体などというとイメージしやすいだろう。

しかし、ここで私が考えるもっとも重要な成長とは、自分で考え
る力の成長である。問題解決能力と言い換えることができるだろう。
これは、実は肉体的な成長を支える基礎にももなる。肉体を鍛える
選手にも、その行為を行う、ゆるぎない理由が必要だからだ。
そうでなくては、まさに意味が無い。

スポーツ選手の場合、
自分の体について知っていなければならない。
自分は~の部分が弱い、だからこのままでは、このままでは負ける
ことにつながってしまう。試合に負けないために、~の部分を強くする
ための方法を考え、鍛えよう。
となるだろう。

考えることがもっとも重要なのは、体が資本の人も、頭が資本の人にも
共通なことだろう。
現状把握 → 意味合いの抽出 →実行マストの解決策立案 →
→ 評価

上記のスポーツ選手の場合にも、実はこのような順序をたどっているのである。
これは、「空・雨・傘」で日常でも意識するしないにかかわらず行っている。
起業家やコンサルタントや弁護士、公認会計士などの頭を使うプロフェッショナルは
これを意識して行っているのである。

スピードや精度(解決策実行のインパクト最大化)をあげるためには、
自分で考える訓練が必要である。これが、自己の成長を促す。


「人の一生は 重荷を負いて 遠き道を行くが如し

不自由を常と思えば 不足なし 

堪忍は無事長久の基 怒は敵と思へ 

勝つことばかり知りて 負けることをしらざれば

害その身に至る 

己を責めて 人を責めるな 」 

徳川家康

人が成長するための態度のように思う。