自己と他者 

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『ゲド戦記』

2008-08-03 01:05:31 | 映画

『ゲド戦記』

父親を短剣で刺して、国を出た国王の息子アレンは、途中で、
獣の群れに襲われるも、大賢人と呼ばれる魔法使いゲド(ハイタカ)
に助けられ、旅をともにし、そしていろいろなことを教わる。

ハイタカは、世界に異変が起こっていることを調査するように
国々を旅して回っている最中だった。

アレンは、何かから怯えるように逃げている。
何かは彼の内部にある。

それは、死への恐怖。
さらに、どうせ死ぬなら、生きててもしょうがないという
あきらめ。

アレンは、ハイタカとともに入った街で、
テルーが人狩りに襲われているところを助ける。

しかし、命を大切にしない、アレンに対し、
テルーは、アレンに敵意を向ける。

ハイタカは、古い付き合いの女性
テナーのところでアレンとともにお世話になる。

テナーと一緒に暮らしていたのがテルーだった。
そこで、アレンとテルーは再会し、物語は佳境へ。

メイン・メッセージは、
生きることは、死の中にある。
従って、死がなければ、
生までなくなってしまう。
死が有るからこそ、
生きていく中で、数々の
感動と人は出会う。

なのに、クモは死を受容できずに、

永遠の命を得るためだけに生き延びている。