自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

ダンサー・イン・ザ・ダーク

2008-08-17 18:56:21 | 映画

不条理を描いたミュージカル映画。

監督 兼脚本:ラース・フォン・トリアー
製作:ヴィベケ・ウィンデロフ

主人公
 セルマ役:ビョーク
友人であり、仕事の仲間でもあるキャシー役:
 カトリーヌ・ドヌーブ
隣人夫婦の旦那ビル役:デビッド・モース
(彼は、グリーン・マイルにも出演)
この映画では、こいつ、最悪!って
役をこなす。
セルマが好きな最後までいい男のジェフ役:
 ピーター・ストーメア

惨(むご)い。
遺伝故にやがて失明することを知っている主人公
。一人息子に同じ思いをさせないためにも、懸命に
働き、貯金する。息子の手術のために。

しかし、友人であり、隣人の夫婦の旦那に
眼が見えないことをいいことに、貯金をしまっていた
場所を知られ、盗まれてしまう。

ミュージカルは、嫌なことも歌と踊りがあれば、
忘れられるということか。


小説『クライマーズ・ハイ』

2008-08-17 13:45:50 | 小説

横山秀夫『クライマーズ・ハイ』(文春文庫)

 日本航空のジャンボジェット機が群馬山中に、
500人以上を乗せて墜落した。
その群馬県の地元新聞北関東新聞、通称北関の記者
悠木は、日航機墜落事故の全権デスクになり、事故
の無惨さをすこしづつ仕事を通じながら理解する。

 同時に家族関係、社内の政治圧力などの話が混じり
ながら展開される。

 タイトルは、内容中に出てくるもので、登山中に、

脳が興奮状態になるというもの。エンドルフィンだか、

アドレナリンだかが分泌されている状態か。

 実際に起こったことなのでなんとも言いようがない。

読み進むスピードは速かった。

本の内容のような

親子関係の状況の人には、感慨深いだろうし、

登山が好きな人には読みやすいだろう。

だが、遺族にはリアルなので読みづらいだろう。