自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

伊坂幸太郎著 バイバイブラックバード

2013-04-08 23:25:55 | 小説

特に5が面白すぎる。『バクマン。』(集英社)でいうシリアスな笑い。電車の中で声は我慢したが、顔の笑いが我慢できなかった場面。

繭美が無神経なカメラマンに体当たりされた時の繭美の反応。繭美のクソデブ(以降敬称略)体格ゆえにカメラマンが逆に吹っ飛ぶ。しかも転んだのは自分ですよね、とこの悪人カメラマンのたまう。体当たりしてきたのは、まわりすら見えないカメラマンなのに。アンド、このカメラマン無神経すぎてその前には妊婦さんにぶつかって気づかないでいる。これはなかなか罪深い。

で、化け物の繭美は、「おい、てめえ何映してんだよ」と切れる。デブの体格を利用して、俺(女性ですしかもデブでハーフで金髪=ね、化物でしょ)は妊娠してんだよ、と叫びながら言って近づく。てめえ、顔覚えたぞ。このままでは絶対幸せにはさせねえぞ。謝れよ。謝るなら今のうちだぞ。

(悪人が殺人鬼を前に震え上がる場面(ぷっ))この続きを読みたい方はご購入または図書館へ。