自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

無題

2013-04-24 00:28:33 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

時があるから新たな感情が生まれ

感情があるから嘆き、悲しみ、喜び、楽しめる

季節があるから、寒さや暑さや涼しさを感じ

雨の香りに接し 雪の白さを知る

他人がいるから時を分かち合い、生きている実感を伴う

月があるから光と影に気付き

陽があるから朝や夜の時の移ろいに身を委ねる

花があるから 彩りにときめき

美しさに心震わす

夢があるから挫折を味わい

恋をするから戸惑いを覚え

胸を焦がし

愛があるから優しさが生まれ

優しさがあるから他人と心から触れ合える

そして森羅万象、諸行無常 

時の無常さと人生の儚さも知る

 


強くなりたい ではなく 強くありたい

2013-04-24 00:26:56 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

バカボンド35

武蔵は、出会った父を亡くしたまだ幼い少年伊織と共に暮らし

慎ましい生活から何かを掴みかける。感じかけるのほうが正しいか。

武蔵の命を狙う集団が現れたり、唯一豊かに稲穂を輝かせている男に

会うが、その男の稲もイナゴの大群にやられる。

そして師範の勧誘にすら武蔵は意に介さない。

武蔵は天から降る雨の軌道に沿ってまずは洪水を堰き止め

次に稲穂を輝かせようと土を耕す

武蔵の口から出した結論は 描き続けた井上氏の結論とも読めた。

天下無双を倒すために旅をする そんな必要はない ここにいる、と。

この境地は悟りの境地か。

こういう、感情の動き、井上氏はすごい。人間内部の感情

感覚そのものをひねりなしで描ききっている巻、個人的に大好きです。

今回は、土の匂いや陽によって反射して煌めく水が画から感じられるようだった。