自己と他者 

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硬派の定義『人生の特等席』 

2013-05-26 11:30:45 | 映画

・夢目標を持ち、そのためには自分次第で支払える犠牲に関しては厭わない人
・守ろうと思った対象に関しては何があっても守り抜く人
 これは人だけではなく、感情も含む
・結果責任を追い求める人・自己に帰結できる人
・一方で複数人で行動するとたとえば二人なら2の結果ではなく3以上の
 結果を上げる能力が持てる、または片方の力を上げることができる人
・女性に対しては絶対暴力は振るわない一方で、人間として尊敬できる
 部分がない(今後も可能性のない)人に対しては、即刻切り捨てる人
・何があってもブラックには落ちないという少なくとも心情を持っている人
 (世の中にはグレーな中で判断しないといけないことで満ち溢れているが
  その時にブラックになりそうな危険性を察知してならずに踏みとどまれる人)
・無駄なことはしゃべらない人
・無言即行の人

硬派な人 レベル高いな

具体例を挙げると、

映画作品だが、『人生の特等席』で老齢なベースボールスカウトマン、ガス(クリント・イーストウッド)があげられる。

彼は頑固一徹、娘を愛しているが、直接的に言わない。言えない。奥さんには先立たれて娘を育ててきた。その娘も今や法律事務所で働く弁護士。

堅物である彼が、亡き妻の墓碑の前で語る場面。引用のためネタバレ注意

「ひさしく、ご無沙汰ですまん

仕事が忙しくて

お前の娘は。。。あいつは立派だよ

法律事務所のパートナーになる

すごいだろ

誰の血を継いだか

おまえだろ 俺の家系ではない

間違いない

あの娘のそばにいてほしかった

仲がよかった

俺はうまくいかない

"君は俺の太陽だ"

"俺を照らす太陽"

"空が曇ってても幸せにしてくれる"

君は知るまいが、こんなに愛している

どうかその陽射しを消さないでくれ」

硬派実直でしょ。こんなこと面倒向っては言えません。不器用だから。でもこれらの言葉に嘘や恥ずかしさは微塵もない。格好良い。


メモ

2013-05-26 08:45:59 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

騎士の剣は何を切ったかによってその切れ味を変える。

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人を殺し過ぎた人間はある日ドラゴンに変わるんだ

金で地を踏みしめ 権力で空を飛ぶ怪物

暴力はますます強くなり 人の言葉なんて通じなくなっていく

人はこの世にドラゴンがいることを許せない

自分たちが生んだ怪物だというのに

ドラゴン殺しは最高の名誉

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詩のようなセリフ。

そもそも人間自体、残虐非道そのものだ。

砲弾の中に5000発以上の鉄矢を詰めて、目標に向けて解き放つフレシェット。

こんなもの、殺戮兵器以外のなんでもない。こういうものを発想し、着想し、開発するのも人間だ。目的はきっと「邪魔者は消す。」それだけなんだろうけど。邪魔者自体も人間で、観方・立ち方によって正悪変わりうる。