自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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ソーシャ・ルビジネス

2009-06-18 23:42:33 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

人間の生き方としての本質に迫ったものかもしれない。

「ソーシャルビジネスは、損失のないかわりに配当もない。」

以下は、ムハマド・ユヌス氏『貧困のない世界を創る』のソーシャル・ビジネス定義引用(日本語訳は猪熊弘子、早川書房p.58)

「ソーシャル・ビジネスは、企業として設計され、経営されるものである。製品やサービス、顧客、市場、費用、そして、利益を伴っている。しかし、企業の利益最大化の原理は、社会的利益の原則に置き換えられている。投資家を喜ばせるために最大限の財務上の利益を集めようとするのではなく、ソーシャルビジネスは、社会的な目標を達成しようとしているのである。」

引用終わり。

なお、これは新しい試みであり、将来的にこうした動きが急速に拡大することを著者も確信しているが、「企業は誰のものか?」という問いに対し、誰もが納得する答えを持たない(存在しない)ように、ソーシャル・ビジネスの概念も同様である。

慈善事業を批判し、株主価値ではなく、存続して社会に貢献することを第一に置く。したがって、収益性がきちんと重要なことを述べていることも記しておく。

企業の存在目的は、利益を上げること、これは確かにそうだと思うが、限りある自身の人生の中で考えた場合に、どうもしっくりこないのだ。

だが、上記の概念は、不思議と自分の中でしっくりきたのだ。


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