自己と他者 

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システムから出力される数値と意思決定

2018-08-28 20:15:56 | システムメモ

システムの出力データからどうやって意思決定するか?この疑問は帰納的にしか思考は働かないが。当初立てた目的目標はこうだからこうあるべきだとすると、この数値を教化しないといけない。そのいけないを証明するために数値を集めるも正解、これ演繹。

何も考えていないとこのような疑問が生まれる。

まずは、自社の経営状況を知る。BSとPL。次にフローも正確にみるために資金繰り表・C/Sキャッシュフローも見る。

赤か黒か弱っているところはどこか。見える化である。勝手に比較軸の定義を作ってみてもよいのでは、自社の競争優位性・安定性・持続性・緊急性・将来性・成長性、協調性・・・。これらの軸はベースを何かと定め、さらに何かと比較しないと結論は出てこない。

大学生が、どこかの代表的な仮想経営者の立場にたって管理会計の書籍を見れば色々考えは出てきそうだ。上場企業の有価証券報告を5社比較して読めばなおよい。

次にBS,PL,CSから色々展開してみる。何が売れて、いくらで売れて、原価あるいはもとではいくらで、誰(どこ拠点・どの部署)が貢献し、誰(どこ拠点・どこの部署)が不調で、体力はどうか。既に何かをしたならその動向はどうか。得意先さらに得意先の動向はどうか。

各種の在庫・人・金の回転率はどうか。売れた理由は?売れなかった理由は?業界ではどうか?過去から現在の推移はどうか、将来はどうか?これを会社、拠点、部署、人でやっていけば100%やらないといけないことぐらい見えてくる。近道はない。

業績がこのままだと今後鈍るという仮説を立てたらどうすべきか、人のてこ入れか?コストカッティングか?いつから、いつまでに何を、いくら、何のため、誰のため等5w1hで考えればよい。

自社の経営を見える化しただけで何かを変えられる訳がない、でも見えない状態で何かをやっても打ち手の効果は期待できない。必要最低限の環境がつくれたというのはそれだけでも大きい。

時間で、日で、週で、月で、、四半期で、年単位で?好・不調の波はないか?波の原因はその時に国家的イベントはなかったか?その拠点イベントはなかったか、業界イベントはなかったか。

等など外部経済効果も含め、徐々に自社の経営動向からその時の市場の動向に視点を移していく。推移はどうか、なぜその推移か?

自社の経営状況が見えた結果、今度は周囲と比較して仮説を作っていき、打ち手の妥当性も考えていく。

そうやって意思決定をしていくだけだろ。前提として、強み・弱みその理由のその現時点での再考も必要だし、創業理念、経営理念、ミッション、ビジョン、存在意義等から自社の置かれた状況と自分の想いはリンケージしているか。さらに時間のかかる効果はどうか。

R&Dとかマーケとかずっと時間がかかるといっているならそれも効果は怪しい。等から意思決定。

これくらいは少し考えればでてくるでしょ。

 

 


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