硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

改正特措法と私達の未来。

2021-02-04 12:29:23 | 日記
改正コロナ特措法が成立された。
大変な時節であるから、法をもってコロナウィルスの拡大を抑制してゆこうというのは分かるけれども、なんだかもやもやします。

全ての人達に、平等に、抑制したいなら、ロックダウンが妥当だと思うけれども、それをしない、もしくはできない理由があるとするならば、ウィルスの感染拡大を抑制する事よりも、誰かに不利益が生じる事を避けたいからと忖度したとも思えてしまう。

もしくは、規制範囲をおぼろげにして、緩やかに感染者を増やし、自然に集団免疫を獲得しようというねらいがあるのかとも考えられるけれど、相手がウィルスだけに対策が後手に回るのは仕方がない事であるし、決定的な手の打ちようがないのだろうとも思う。

話しは少しそれるけれど、新聞記事に「事件・事故」という欄があり、なぜかいつも目を通してしまうのですが、その記事の中に、「酒気帯び運転」という言葉を頻繁に見ることが出来ます。
飲酒運転は法で禁止されています。それは、運転免許所を所持している人なら、誰もが知っている事です。
でも、事件事故の欄から「酒気帯び運転」という文字が消える事はありません。
なぜでしょう。

それは、おそらく、一部の人には、欲望を充足させる事は、法を守り、おもんぱかるより、自己を満足させるからだろう考えます。

他者に配慮する事が、ウィルスの拡大を防ぐ手立てであるはずなのだから、そこが欠如してしまっている人が存在している以上、法を設けても、「酒気帯び運転」がなくならない状態と変わらないのではないかと推測してしまいます。

話を戻しまして、

コロナウィルス感染者が拡大した時、「これはウィルスとの戦争」と例えた方がいらっしゃったけれど、もしこの事象が戦争であるとしたら、戦争を終結する為には、多くの犠牲が必要となります。

そう考えると、悲しい事だけれども、先の戦争での戦禍を乗り越えてきた人たちと同じように、この事実を乗り越えていくことが、現在、私達が豊かな社会の恩恵を受けていられるのと同じように、未来の人達の社会につながってゆくのだろうと思います。