硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

私達の一票は未来を守れるだろうか。

2014-12-13 21:00:40 | 日記
今週、NHKで2夜連続で放送された「撃墜、3人のパイロット」というドラマを録画して一気に観た。

ドキュメントでもあるこのドラマは、視聴者に様々なメッセージを投げかけているのですが、なぜだか、それを上手く言葉にすることができません。

ただ、戦争を起こさない為に私達はどうすればよいのか真剣に考えなければなりません。

戦争になってしまえば、どこの国の兵士でも、その多くはナショナリズムの下、個人の幸福とは無関係な殺し合いをしなければならなくなります。

そして、そこには多くの憎しみが生まれます。それは何十年、何百年と立ち切れることなく繋がれてゆく憎しみです。

その憎しみを未来の人々までつなげてゆく事は、人の心を豊かにするでしょうか。

生き残ってゆくには「甘い」かもしれません。しかし、人を使う立場にならぬ以上、自身の意志とは無関係な誰かの判断によって生命を消費させられるのです。ボードゲームの駒のように。

ナショナリズムと言う思想を持つ事は大切です。しかし、行き過ぎると私達を苦しめる事になるのです。

肥大する思想と価値観は国と人を滅ぼします。それを歴史が物語っています。歴史を知る事の本質は、過ちを繰り返さない事だと思います。


明日の一票、よく吟味して投じたいと思います。




アン・サリーに逢いたくて。

2014-12-07 22:35:25 | 日記
ずいぶん前の朝刊の広告欄に掲載されていたライブの告知に死ぬまでにあっておきたい人の名前を見つけた。

ボーカリストのアン・サリーさんである。タワーレコードのジャズのコーナーで見つけた「Brand-New Orleans」が、彼女との出会いである。(今でも聴いている大好きなアルバムである。)

それ以来、いつかはライブで聴きたいなと思いながら数年の月日が流れ、ライブの告知を観た時「ここで行っておかなければもう会えないかもしれない」と、思い、その日のうちに最寄りのコンビニでチケットを購入。そして今日に至った。

座席はk席で、後ろから2列目であったけれど、小さいホールだったので音楽を聴くには十分。

内容は素晴らしいの一言で、あえて例えるなら、月明かりに照らされた静かな海原に身を委ねている感じといえよう。

ギタリストの笹子さんによる各曲のアレンジがとても素敵で、アンさんが歌った、僕も好きな「Danny・boy」には思わず涙。

畠山美由紀さんとのデュオで謳った「noel」では胸に迫る思いであった。

素晴らしいライブをありがとう。残りのツアー、体調を崩さず歌いきってくださいね。







危険ハーブやドラッグは人生を台無しにしてしまう。

2014-12-04 16:21:53 | 日記
危険ドラッグを吸引し、隣人を襲って逮捕されたニュースを観て、加害者の男の言動に違和感を感じた。

危険ハーブは、幻覚や幻聴を引き起こし、限定的な時間の中で日常から逃れられるが、身体の機能を司る脳の機能を低下させる。それは自身の生命を自らの行為で危険な状態に導くということでもあります。

しかし、彼の言動を観てトリップしていると言うよりは、小学生の頃で精神が止まってしまっているのではないかと感じたのです。

彼は31歳であり、年齢から見れば「いいおじさん」である。でも、中身が小学生の頃ままという解離性はいかにして生じたのか、そこがとても気になったのです。

どうして、彼は精神的に成長する事を自ら放棄したのか。

それを「サイコパシー」と言ってしまえばそれまでであるけれど、かならず因果があるはず。それを掴まないと、この事件の真相は分からないままになってしまうのではと思ったのです。

彼が今迄に身を置いてきた環境にあるのか、はたまた教育にあるのか、それとも、彼が持って生まれた性格であるのか、謎は深まるばかりですが、危険ハーブやドラッグの吸引は自身の人生を自らの手で台無しにしてしまうということだけは間違いありません。