硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

施政方針演説を読んでみて・・・。

2019-01-29 21:30:46 | 日記
安倍首相の施政方針演説全文を読んでみる。ポジティブな言葉で綴られる文章は、一見可能性を感じさせるけれども、現実はなかなか難しいような気がします。だからこそ、言葉にすることで、実現に向けて政治を進めてゆくことが大切なのかなとも感じるけれど、できなくてもいい事をとりあえず言っておく事が仕事であると、思ってこの文章を作っていたのだとしたら、とても残念です。

それはさておき、その中で「むむむっ」と思ったのが、沖縄の那覇空港第二滑走路の建設を進めるという文言である。そして、今日の新聞には普天間基地、辺野古移設工事で新たな護岸造成に着手したとあり、移転反対する人たちから反発を受けているとあった。
不思議に思うのは、メディアは辺野古埋め立てに対して反対運動が起きていると大きく報じているのに、那覇空港の増設に関して、一言も言及されていない。環境破壊という観点では「同じ」と思うのですが、本当の所はどうなっているのでしょうか。情報が都合のいいように操作されているのでしょうか。
それとも、それが、沖縄と内地との精神的な距離なのでしょうか。

世の中は分からない事ばかりである。 

ルーミック・ワールド!!

2019-01-25 21:59:30 | 日記
今日の新聞記事の中に、十代の一時期、毎日目にしていた名前を見つけた。僕の心に深く根差したきっかけは、友達が奢るからと言って何となくついていった、「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」。 それから、はまり込んでしまったのですが、その後、さらに深みにはまる「コミケ」を知る人との出会いで後戻りがつかなくなった。しかし、「おたく」という言葉が使われ始めた時で、コミュ障でもあり、オープンに出来ない嗜好であった為、なかなか苦しい時代でもあった。

それから、苦難を何とか乗り越え、社会での普通の付き合いに少しづつ慣れてゆき、アニメや漫画から少しづつ距離を取れるようになった頃、(今思うと、そのきっかけは、気まぐれオレンジロードの「あの日に帰りたい」と、音無響子さんの結婚であったのかもしれない。五代家の引き出物、テレフォンカードは今でも捨てられずに持っています。)
合コンで、フランス旅行に行ったという女性がフランスのテレビで「めぞん一刻」を観たという話をした時、心がざわざわして、悟られまいと「へぇ~」といって軽くかわしたが、一人になった時、まだ気持ちが残っているのかなと複雑な気持ちになった。
さらに時を経て、テレビ番組で日本のアニメ番組が海外で観られていることが紹介されたり、「コミケ」がニュースで取り上げられたりという社会現象に、漫画やアニメがメジャーになったんだなとすこし距離を置いたところから感じていた。そして、すっかり忘れていた今日、

「高橋留美子さんグランプリ選出」

フランスで行われているアングレーム国際漫画祭で選出されたと報じられていた。これは海外が作品として認めたといっても過言ではないでしょう。

そして、「うる星やつら2」の監督、押井守さんも海外の映画監督に影響を与えるクリエーターになられ、30年位の時代の流れでここまで印象が変わるものなのかなと不思議に思った。しかし、そんなことより、なによりも、

高橋留美子先生おめでとうございます。これからも、素敵な作品を世に届けてくださいね。

そして、アシをされていた清水彩さん。あなたの描く線がとても好きでした。今でもどこかで漫画書いてますか? 

ルパン三世 イタリアンゲーム。

2019-01-18 21:36:56 | 日記
ルパン三世 イタリアンゲームを観ています。 ルパン三世を何年か振りに観ているのですが、一番最初のルパン三世に近い線に「ああ、これなんだよな」と感動していると、ふと気が付いた。キャラクターの線が近藤善文さんだと。

どうなってるのかなと、気になって、誰が監督してるのかなと調べてみると、長友和秀さんではないですか。

長友さんは「リトル・ニモ」のパイロット版を、近藤さんとともに作った人なのです。

そして驚いたことに、キャラクターデザインをされた横堀久雄さん。「耳をすませば」の原画を担当されていた方のです

納得!!






三重県は休みに入るらしい。

2019-01-09 20:52:10 | 日記
朝テレビを観ていたら、レスリング選手の吉田沙保里さんが引退し、シンガーソングライターの西野カナさんが活動を休止する事を知った。

二人の共通点は「三重県出身」 三重県はマイナーであるけれど、二人の事を知らない人は少ないと思う。

申し合わせたような偶然に、こんなこともあるのかと思っていたら、妻が「三重県は休みにはいるんやに」と言った。(語尾の やに。 は この地方の方言で、標準語の、だよ。のことです。)

上手いこと言うなと思った。 お二人とも、お疲れさまでした。 


介護という仕事についての散文 その4

2019-01-07 21:09:06 | 日記
ふと思った。社会的弱者である他者の生活を支えるという、介護の仕事は、他者の事を考えることが前提になる。

他者は基本「理解することが出来ない」わけだから、上手くいくときもあれば、大外れするときもある。

しかし、それは、数値化されないし、対価としての損失もない。上手くいっても、極めて自己満足の範囲に留まってしまう。したがって、他者の事を考えなくても、タイムカードを押して、やるべき最低限の事さえやっていれば、仕事として成り立ってしまうのである。

田村耕太郎さんは、著書の中で「過去の延長に未来はない」と、おっしゃっている。それが、正しいとすれば、考えなくてもいい仕事に未来はないということになる。

これも、正解ではないと思うけれども、利用者も職員も死に向かって歩んでいるのは事実なのだから、現在の状態を維持し続けて行くことは不可能なのである。