某ホテルの食材偽装表示が発端で全国各地のホテルから同じような問題が浮かび上がってきています。僕はこのニュースを見て色々考え、そしてぼんやりと思った事を一石述べておこうと思います。
美味しい料理が安く食する事が出来、多くの食材が残され捨てられているほど今の日本は豊かになりました。そして私たち消費者が良いものを安く手にするためには、提供する側が同じようなモノを売る他との競争が必要となります。競い合い良いものを消費者に提供する事が利益につながるのですから、それは必然な事なのだと思います。
しかし、競争も行きつくところまで行くと、どうにもならなくなります。無理、無駄、ムラをなくし、コスト削減し、遂には従業員の人件費まで手を広げなくてはならなくなります。それでも利益を上げなければ他との競争に敗れてしまうほどに追い込まれてゆくのが競争原理なのだと思います。
食材を偽装し提供するまでに至った過程は分かりませんが、だから、その責任の少しは消費者にもあるのではないかと思ったのですね。たしかに偽装する事はいけない事であるけれど、生産者が手間暇かけて育てたり採ってきたりした資源を、その手間暇を考えないで安く提供するのは当たり前だとどこかで思っている人が多いからこのような事態になってしまったのではと思ったのです。この食材で提供される料理はこの価格より下げれば、生産者や調理者等、その料理に関わる人々の生活が苦しくなるのだと理解していれば、それほど安さは求めなくなるのではと思うのです。
競争は私達に様々な恩恵を与えてくれていますが、その恩恵というものにも、誰かの生活が乗っかっているということを忘れ、更に恩恵を求めてしまいます。
たしかに競争に勝ち抜けば、大きな利益を及ぼすでしょうし、それによってさまざまな事業活動を展開して行けるでしょう。それが民主主義や資本主義のメリットなのだと思うけれど、その事によって、このような出来事が起こってしまうのだとしたら、消費者側も考え方を転換してゆかなければならない時期に差し掛かっているのではと思ったりするのです。
安いものを求めすぎると、一部の富裕層を除いた私達は更に安い賃金で働かなくては経済のバランスが取れなくなります。誰かが涙をのむ立場にならなくては成立しなくなります。
景気は上向きとメディアでは伝えているけれど、本当のところはどうなのだろうか。
戦争や略奪は起こりはしないとは思うけれども、歴史の中で多くの文明が消えてしまったという過去を考えると、この事象は少しばかり憂鬱に映るのです。
美味しい料理が安く食する事が出来、多くの食材が残され捨てられているほど今の日本は豊かになりました。そして私たち消費者が良いものを安く手にするためには、提供する側が同じようなモノを売る他との競争が必要となります。競い合い良いものを消費者に提供する事が利益につながるのですから、それは必然な事なのだと思います。
しかし、競争も行きつくところまで行くと、どうにもならなくなります。無理、無駄、ムラをなくし、コスト削減し、遂には従業員の人件費まで手を広げなくてはならなくなります。それでも利益を上げなければ他との競争に敗れてしまうほどに追い込まれてゆくのが競争原理なのだと思います。
食材を偽装し提供するまでに至った過程は分かりませんが、だから、その責任の少しは消費者にもあるのではないかと思ったのですね。たしかに偽装する事はいけない事であるけれど、生産者が手間暇かけて育てたり採ってきたりした資源を、その手間暇を考えないで安く提供するのは当たり前だとどこかで思っている人が多いからこのような事態になってしまったのではと思ったのです。この食材で提供される料理はこの価格より下げれば、生産者や調理者等、その料理に関わる人々の生活が苦しくなるのだと理解していれば、それほど安さは求めなくなるのではと思うのです。
競争は私達に様々な恩恵を与えてくれていますが、その恩恵というものにも、誰かの生活が乗っかっているということを忘れ、更に恩恵を求めてしまいます。
たしかに競争に勝ち抜けば、大きな利益を及ぼすでしょうし、それによってさまざまな事業活動を展開して行けるでしょう。それが民主主義や資本主義のメリットなのだと思うけれど、その事によって、このような出来事が起こってしまうのだとしたら、消費者側も考え方を転換してゆかなければならない時期に差し掛かっているのではと思ったりするのです。
安いものを求めすぎると、一部の富裕層を除いた私達は更に安い賃金で働かなくては経済のバランスが取れなくなります。誰かが涙をのむ立場にならなくては成立しなくなります。
景気は上向きとメディアでは伝えているけれど、本当のところはどうなのだろうか。
戦争や略奪は起こりはしないとは思うけれども、歴史の中で多くの文明が消えてしまったという過去を考えると、この事象は少しばかり憂鬱に映るのです。