硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

スマートフォンと人の知性。

2022-01-28 10:24:10 | 日記
大学入学共通テスト流出のニュースを観ていて、改めてスマホというツールのポテンシャルを実感する。
そして、それを思いつき、考え、実行した人の知性にも驚きである。

しかし、それで入学できたとしても、授業についてゆけるであろうか。
周りは秀才ばかりで、課題も多い大学なら、今以上に努力するか、今以上にテクノロジーを駆使して、実力を詐称し続けなければならない。
さらに、流出させた人が女性だとして、詐称を担保する為に、女性性まで利用してしまえば、その人は、この先すっと、女性性を切り札にして、嘘をつき続けていかなければならなくなってしまうが、メンタルが持つであろうか。それとも、心身が順応するであろうか。

しかし、息をするように嘘をつく才能の持ち主はいつの世も存在しているのだから、こういった事象は必然的に起こるものであるが、問題を受け取った東大生の、疑問を感じてセンターに情報提供した知性は、次節に流されやすい現代社会において称賛するべきものであると思う。

機嫌が悪くなる人って。

2022-01-16 22:25:09 | 日記
僕の住んでいる町は、過疎化が進む地方のサイドコーナーで、車の往来はあるけれども、そのうちの9割は通過してゆくような農村部である。
そんな町に住んでいても、ひたひたとコロナウィルスの足音が聞こえてきている。

ニュースはまた、感染者数や注意喚起や、これからの動向を論じているけれど、どうも腑に落ちない。

それは、コロナウィルス感染の第6波についてである。

僕の記憶が間違いならば、これから述べる理論は破綻してしまうけれど、もし、昨年の年末にコロナウィルス感染ついて、「コロナウィルス感染の第6波は、くる可能性が高い。」と、言う論調で語られていたとしたら、そこには、「来ないかもしれない」という楽観的な予測も含まれていたのではないかと思う。

ウィルスが進化し続けていることは周知されているのだから、「可能性が高い」ではなく、「第6波に備えて、体制を整えておく。」と、語っておくことが必要だったのではないかと思う。

もし、そう語れない理由があったのだとしたら、そうすることにより大きな損失が出て困る人の機嫌が悪くなると都合が悪いという人がいるからではないかと思う。

ウィルスが蔓延するのは。

2022-01-08 22:03:38 | 日記
僕はインフルエンザにかかりやすい。そのことは何度も日記にて綴っているので、初めての方は遡って読んでいただけると助かります。

さて、インフルエンザの予防接種を受けてもかかってしまうから、どこでもらってきたのかを考え始めた時期があった。コロナ前から冬の時期にはマスクと手洗いとうがいをまめにしているのに、それでも、かかるのだから、納得がいかない。

寒気にうなされながら、記憶をさかのぼってみて、明確にこれだと思うものがある。

一つは、風邪をひいたことも、医者にかかったこともない友人との会食で、その日に限って友人が、「ちょっと風邪ひいたかもしれんが、37度2分くらいは平熱だから、お酒を飲んでサウナに行けば治る」と、言っていて豪快に笑い飛ばしていて、相変わらず体の丈夫な奴だなと思っていたのであるが、その翌日、僕は強烈に寒気がして、熱が38度を超え、受診すると、インフルエンザであった。その友人に「インフルエンザになったから、受診してみて」とメールで送ると、その翌日に「インフルエンザだった」と連絡があった。

もう一つは、認知症の高齢者の隣で、話を延々と聞いた翌日、猛烈に寒気がして受診するとインフルエンザだった。施設に連絡し、その高齢者の方からもらったかもとメールする三日後くらいに、その人の配偶者がインフルエンザにかかっていたとのことであった。

そして、最後は、ジムのランニングマシンでジョギングをしていた時、となりのマシンでランニングしていた人がたびたび咳をしていた。その頃は、マスクをしてジムに通う人なんていなかったから、マスクはしないのであるが、なんか、嫌だなとか思いながらもジムで過ごした。翌日、やはりというべきか、寒気がし、受診すると、インフルエンザだった。

インフルエンザにかかっていても、免疫力の高い人は、ちょっと風邪をひいたかなくらいにしか思っていないのであるが、免疫力の低い僕には、そのウィルスによるダメージは大きいのである。

この差が、ウィルスを蔓延させてしまうのである。

「千と千尋の神隠し」は。

2022-01-08 09:23:51 | 日記
昨夜、千と千尋の神隠しを観た。

最初に見たのは、映画館である。あれから、十一年。何度か地上波でも見ているのだけれど、歳を重ねるにつれ、視点も変わり気づきが生まれる。
「千と千尋~」が、ジブリ作品の中でも人気が高いのは、普遍的なメッセージが盛り込まれているからであろうと思う。

今回観て感じたのは、気持ち悪さである。最初に観た時には感じなかった感情である。
とにかく、最初から気持ちが悪い。なんでだろうと、考える。

考えて、出てきた答えは、この作品は、資本主義と自由主義への強烈な批判であるのと、その構造を破壊し、再構築するチャンスがあるのは、子供たちであるが、その子供たちの未来は大変不安に満ちたものであるというメタファーではないかと感じた。

美しく芸術性の高い絵と独特のファンタジーの世界にうっとりしてしまうけれど、物語は10年という月日を経ても、現在の在り方を痛烈に批判し続けているのである。

これは、天才アニメーターと、冷徹で敏腕なプロデューサーの業でしか生み出せないのではないかと思う。

潜水艦カッペリーニの冒険を観て。

2022-01-04 17:44:04 | 日記
二宮和也さんが、何かの番組で番宣していたのを観て、瞬間的に「これは、おもしろいぞ」と思った。しかし、映画なんだろうなと思い込んでいたら、テレビ向けなことを、元旦のテレビ欄で知り、これは見なくてはと思い、久しぶりにうきうきしながらテレビの前に陣取った。

池上彰さんの語りから始まったのであるが、もうそこから、引き込まれてしまった。

そして、本当に、久しぶりに、最後まで集中力が切れることなく、見続けられたのである。

戦争ドラマとなると鑑賞後感が、どうしても悲しくなる場合が多いけれど、終わった後もしばし幸福感に包まれた。
ストーリーはコミカルではあるけれど、きちんと押さえるところは抑えてあったのも好印象であった。

(二宮君が、琵琶湖周航の歌を歌って、その歌は何という歌だと問われたとき、三高水上部の歌だ。(確かそう言ってたような)と言ったとき、感動てしまった。)

そして、思った。

戦争ドラマというと、どうしても、悲しくなりがちであるが、こういう切り口の戦争ドラマがあっても許されてもいいと思うし、そういう時代になりつつあるのだ思った。

でも、戦争は悲惨な事ばかりで嫌いです。

コロナウィルスの進化と人類の後退?

2022-01-01 17:30:24 | 日記
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

さて、連日報道されているオミクロン株の動向。

ワクチンを嘲笑うかのように、ウィルスは進化を遂げている。

それに対し、人類は、報道される内容から考えると、新種を発見する事以外、ほぼほぼ同じである。

なぜだろう。