若葉マークの「卯月タラ」

今日はバイトがお休みです。
いいお天気なので洗濯をしたのですが、その後いつのまにか眠ってしまい、気づいたら午後３時半でした。
それから近所に買出しに出かけて、今、早い夕飯のパスタを食べたところです。レトルトの、生クリーム入りボロネーゼソースが今、マイブームです（Ｓ＆Ｂ　予約でいっぱいの店の生クリームボロネーゼ　メディチ家風、というやつです。お値段も手頃よ）。

この前会った友達、いい文章を書く若い女の子なのですが、今スランプで書けないんだと悩んでいる様子でした。
無理に書こうとしないで、書きたいことが出てくるまでほかのことをしてみるのもいいんじゃない？と私は言いました。

私にも、書けない時期が何度もありました。
卯月タラを捨てたくなった時もありました。
本を出したときにはあんなに誇らしかった「卯月タラ」の名が、重たくて抱えきれずに苦しくなってしまった時期。
私は卯月の名前で勤めていた、引きこもりの人たちで作っていた雑誌の編集部を辞めて、書くことから遠ざかってしまいました。
あんなに好きだった「編集」という仕事にさえ、拒絶反応を示してしまうようになりました。多分、気負いすぎたのだと思います。
本名の自分でなく、「卯月タラ」という別の人間として生きようとして、「卯月」としての一面にこだわりすぎたのだと思います。
私は卯月なんだからこうでなくちゃ、というような細かなこだわりで自分を縛り、そこからはみ出す自分を許せなかったのでしょう。

今の私は、卯月タラは自分のある一部にすぎないと思っています。全部ではない。
書けないときもあっていいし、人から見て「卯月らしくない」というような言動（ってどんなんだ？）があってもいいと思っています。
今の私の中で、卯月と本名の自分は、いい具合に交じり合っていて、いろんな自分があっていいと思っています。いや、思えるようになりたいと強く願っています。
いじわるな自分。
心の狭い自分。
ひがむ自分。
ねたむ自分。
そういう自分を、すべてひっくるめて認めて許せるようになりたい。
私はちっぽけな人間です。未熟者です。
そんな私が生み出した「卯月タラ」は、まだまだ若葉マークをつけながら運転しているのです。
慎重に、とは思いますが、事故を恐れるあまり進めなくなってしまうのも考えもの。
いろんな道を走って、いろんなことを知って、わかって、許していきたい。

明日は、クリニックのカウンセリングの後、大好きな年上の女友達と久々に会うことになってるので、とてもたのしみ。
いつも私を支えてくれている、大切な人生の先輩。先輩なのにいつも謙虚で、いろんなことから学ぼうとすることを忘れないでいられる人。心から尊敬している人の一人です。
あさって珍しく日曜出勤（薬局に隣接している医院が休日当番医にあたっている関係で）なのですが、きっと明日、クリニックの先生（この人も私の敬愛している人の一人です。私って人に恵まれている？）と、そのお友達から、元気をもらえると思うから、大丈夫。頑張ります。

じゃあまたね。お元気でね。（私はまだ咳が…。）