今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

鬱。

2017-07-23 12:32:48 | タラの日記
ご無沙汰してしまい、ごめんなさい。

イヤフォンは、あれから片方だけ買い直し、また両耳で音楽を楽しめる生活に戻った。
けれど、わーいわーいという感じにはなれなかった。
はぐれてしまった、あの片方の子は今、どこにいるんだろう、と、寂しい気持ち、申し訳ない気持ちは消えない。

さて。
そうこうするうちにも、いろいろなことが日々、起こって、私の心は現実について行けなくなってきている。

ここへ来て、母との関係性に疑問を持つような出来事があった。
長い長い間、確執のあった母と私。
求め続けて得られず、期待しては裏切られてきた、愛情とひと言で表現してしまえば簡単だけど、私にとっては雲のような、夢の中のもののような、永遠に届かないと諦めてきたもの。

それを、母からポンともらった、と感じる出来事があった。
八方ふさがりになって弱っていた私を、母が助けてくれた。
大丈夫、私がついてるから、と言ってくれた。
何も心配いらない、と言ってくれた。

嬉しいと思えれば幸せなのに。
あまりに長いこと、欲しくて欲しくて仕方なかった、私を包んで支えてくれる、大きな愛。

なんでかなぁ、私はそれを、喜べないでいる。
戸惑いと、罪悪感と、なんだか悲しいような、変な心持ちになって、何もできない。

ただ、めそめそと暗い穴の底にいる。
誰にも会いたくないし、何もしたくない。
もう死んでもいいやとさえ思う(死なないけど)。
どうしちゃったのか、自分でもわからない。
気持ちの整理がつかないでいる。
ひたすら深い、井戸の底。

失くしもの。

2017-07-05 16:36:02 | タラの日記
まだウォークマンが出始めた頃(初めて就職して間もない頃)、電車の中で音楽が聴けるなんて夢のようなことで、感動とともに買ったのを覚えている。
カセットテープのウォークマン。

それからCDウォークマンになり、パソコンから転送できる小さいやつになり、それが壊れる頃にipodが出て、そのうちスマホで音楽を聴くようになった。

機器は変わってきたけど、移動中とか、1人の時に必ず、耳にヘッドフォンまたはイヤフォンを装着している、私のそのスタイルは、長いこと変わっていない。

ヘッドフォンまたはイヤフォンは、情緒不安定な私を支える、あるいは外界から守る、大切なアイテム、ある意味、防具なのだった。
音楽と一緒なら、怖くない。

AirPodsという、完全ワイヤレスのイヤフォンが出た時、それは私には高価なものではあったけど、躊躇わなかった。
私にとって、イヤフォンの優先順位は高い。
イヤフォン生活が快適になるなら、と思って手に入れた。

前置きが長くなってしまってすみません。
なんと。
その、命の次に大事にしていたAirPodsを、この間のクリニックの帰り道になくしてしまったのだよ。
右耳のだけ。

洋服屋さんで、新しいブラウスとスカートを買って、会計の時に右耳だけ外して手に持った。
その後、どうしたかがわからない。
15分ほどして、あれっ?と思った時には、手の中にもうなかった。
道すがら探し、あちこち聞いて回り、洋服屋さんの入っている百貨店の案内所と交番に行き、届けを出して、涙目になりながら帰った。

ワイヤレスじゃないイヤフォンならば、その形状からイヤフォンとすぐにわかり、落し物として扱われる可能性はある。
けど、私のなくしたのは、知ってる人ならわかるけど、ふつうに見てイヤフォンの片方とは思えない、精密機器にも見えない、落ちてても誰も拾わないような小さな白い部品ぽいもの。
おまわりさんも、「これね〜、小さいですね〜」と首をひねっていた。
ゴミと一緒に捨てられる可能性の方が高い。


なんというか、心が折れた。
大事なものをなくした、というショック、喪失感、プラス、なんだかプツンと糸が切れたみたいに、心の疲れが押し寄せてきて、一気に私をぺちゃんこにしてしまった。

バカだ私は。
なんという不注意。
命の次に大事なイヤフォンなのに。


イヤフォンごときで、と、笑っちゃうような話だけど、それきり、何も手につかない。
何も考えられず、何もする気になれず、仕事にも行けなくなり、月曜も今日も休んだ。

息子はイヤフォン片方なくした場合の探し方(というのがあるのだ)を調べて探してくれて、娘は片方だけ買い直せるかどうかを調べてくれた。
お金はかかるけど、片方だけで売ってもらえるもののようだ。

ちなみに、左耳の分と充電ケースはあるので、左耳だけで聴けなくはない。
今もそうして聴いている。


片方、買い直せばよい。
なのに、なんでこんなに気持ちが落ちちゃったんだろう。
悲しくてつらくてたまらない。