こんにちは。
昨日、いつもの通院日だったので、久しぶりに出かけた。
駅中に、大好きなアートマンの臨時店舗ができていて、マスクスプレーなど買いました。
その時、目を引いて、一緒に買ったのが、これ。
缶バッジ。
私はアレルギーあるし呼吸器が弱いので、ちょっとしたことで咳き込んだりすることもあり、買いました。
でもね。
昔、校正の仕事をしていた若い頃、校正ルームで咳が止まらなくなったことがあり、その時、初めて一緒になった、名前も知らない校正者の一人が、スッと立ち、私の席にのど飴を置いてくれたのだよ。
そして、一昨年、保育士資格試験の、実技の待合室で、やっぱり咳が止まらなくなった私。
これからピアノの弾き歌いという時だ。
その時、隣で待っていた人が、よかったら、と言ってトローチを差し出してくれた。
実は私も、バッグの中にトローチを持ってはいた。
ただ、あまりにも嬉しかったので、貴重であったトローチを、一錠だけいただいてしまった。
これから試験を受ける者同士の、労わりあいに感動したのだ。
そういうことを思い出すと、何となく、この缶バッジ、複雑に思えてくるのだ。
人が咳をしている時、苦しそうだなぁ、大丈夫かなという思いを抱く場合もあるけど、今は特に、うつさないでくれーという気持ちになることが多いのだろう。
それで、この缶バッジなのだろう。
新型肺炎は怖い。
でも一方で、私は、差し出されたあの日ののど飴やトローチを思い浮かべる。