なんだかめまぐるしく、いろんなことが起こりました。
母にプレゼントを贈ったら、やさしくしたことにつけこまれて泣きを見たことは、先日書いたと思います。
懲りてないわけじゃないのだけど、26日、母と話す(普通のおしゃべりです)羽目になりました。
私は別に恨みがましいことを言うこともなく、いつもどおり母のおしゃべりを「うん、うん」と聞いていました。
そうしたら、父の昔話を始め、だんだん流れがおかしくなっていきました。
父は近所の主婦の井戸端会議やPTAの付き合いなどを「くだらない」とすごく嫌っていました。女どもが集まるとろくな話題にならない、ということで。
母は、私が息子の初めての保護者会から帰って「なんか、あの中にずっといると、自分がバカになる気がする」と言った(この記憶は私にはなく、「そんなこと言うかな?」って感じですが、母ははっきり覚えていると言うので、多分そうなのでしょう。今にして思えば「私って何様?」)のを話題にしてきて、「あんたはパパ似で頭がいいから、そういうことをくだらないと見下してきた。一見くだらないようなことをたくさん経験している人が強くなるのよ。あんたはそういうことから逃げてきたから世間知らずのままで、強くなれないのよ」と言い出し、その後も「パパ(私の父)は頭がよかったから努力しなくても何でもできた。だから天狗になって努力を怠った。それで出世できなかった。あんたも自分が何でもできるから努力を知らないし、できない人の気持ちなんてわからないでしょう」とか。
父は詩吟を教えていたのだけど、父が亡くなった後にいらした新しい先生は「くだらない人たち」の味方で、すごく低いレベルから丁寧に教えてるから、生徒さんからすごく慕われている、とか。
「私はあんたたちをあんまり褒めなかった。もう少し褒めて育てればよかったのかなあって、後悔するときもあるのよ。でも、Eちゃん(母の姉の娘。私の6歳上のいとこ)はNちゃん(Eちゃんの兄)と比べられて「ダメな子」「できない子」とさんざん言われて育ったけど、大人になって「お母さんの評価(あなたはダメな子だという)は間違っている。私はダメではない」と乗り越えて、趣味(手芸)をすごく頑張って開花したのよ。あんたも殻を破りなさい!!(←ビックリするような強い命令口調)」とか。
まあ、彼女の言いたい放題は昔からなのだけど、だんだん「え? なんで矛先が私に来てるの? 私、あなたにどんな悪いことしましたか?」と思い始め。
あなたに私の人生の何がわかるんでしょうか、昔の私を知っている(内面は知らない)だけで、どうしてそこまで上から目線になれるんでしょうか、それとどうして父に似ているという理由だけで、父への恨みを私に一緒くたに投げつけてくるんでしょうか。と疑問がめぐり。
ふつーの母娘関係なら、まあこんな言葉を「ばーさんがまた何か言ってるぜ」と流せるのでしょうが、私にとって母との関係は対等になったことはなく。
ずーっともやもや。
で、誰かにこの「なんだかぺっちゃんこなんですが(圧死という感覚です)を聞いてほしいと思いました。
でもね、ふと「一生、ほかで憂さ晴らしをし続けていくのか。それで私の成長はあるのか。救いはあるのか。このままで幸せはあるのか」と。
「あなたはとても失礼なことを言っているのよ」と本人に言うことは悪いことなのか。
70歳を過ぎた母はもう成長しない、しなくていい、と見限ることは、娘としてどうなのか。私は娘として、どうありたいのか。人として、どうありたいのか。
そして、考えた末、母にメールを送りました。
つづく。
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