ようこそ、卯月です。
仕事を100ページぐらい見なくちゃならないのに、また夕方まで眠ってしまった。
ようやく40ページ見て、さっき早めの夕ご飯をとり、今、食休みと称してサボっている。
けだるいのは増やしてもらった薬のせいだろうか。
何も見たくない。
何も考えたくない。
何もしたくない。
現実はたくさんだ。
そう思いながら、仕事をする自分がいる。
ご飯を作る自分がいる。
この現実に、存在している、生きている私。
父は私を愛してくれなかった。
夫は「愛している」という遺書を遺して、私を棄てた。
要らない私が生きている。皮肉だ。
残酷だ。
「ごめんなさい」なんて言わないで。
私のことを思ってくれていて、ありがとう。それだけで十分です。
少なくとも、ミヤンさんは私を必要としてくれている。そのことは、私にとって支えです。
ありがとう、また来てくださいね、待っています。
この残酷な世界で、再び、卯月さんに会える日を楽しみに待っています。
卯月さんのお父さんがどんな人か、また、旦那さんはどんな人かは全く知らないけれど、卯月さんの存在は、私が生きるために必要なんです。
そんな勝手な私を、許してください。