すずめ休憩室

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北海道の七夕

2005年07月07日 | 日常の謎&ウンチク話
7月7日は七夕ですね・・・各地で七夕祭りが開催されたり、各家庭で短冊に願いを書いて笹に下げてたりするんでしょうか。

実は七夕って7月7日だけじゃないって知ってました?
私の住む北海道では「七夕」といえば8月7日なのです。
実は北海道を含め一部の東北各地ではこの「8月7日」に行われることがあるようです。
もちろん北海道でも7月7日に七夕を行う場所もあります。

何故7月と8月に分かれているんでしょうか?

色んな諸説があるらしいんですが、もともと旧暦の7月7日に行われていたのが現在使われている新暦になったとき、そのまま新暦の7月7日で行うようになった地域とほぼ一ヶ月遅れの旧暦で行う地域とに分かれたらしいです。

ちなみにもともと旧暦での7月7日は七夕の他に盆の準備をする日という意もあったので、8月にあるお盆に合わせて、七夕も8月にしたって地域もあったんでしょうね。

そうそう、北海道には七夕の日に行われる不思議な行事があります。
浴衣を着た子供達が提灯を持って「ろうそく出せ~出せよ。出さないとかっちゃくぞ(北海道弁で引っ掻くと言う意)、おまけに噛み付くぞ」と言いながら、各家庭を回り、ろうそくとお菓子を貰うというもの。
アメリカで行われているハロウィン「Trick or treat」と似てますね。
「いたずらするぞ!」ではなく。「かっちゃくぞ&噛み付くぞ」ってトコが幾分こちらの方が凶暴かも(苦笑)

ハロウィンの由来はもともとケルトの祭りで「万聖節」に秋の収穫を祝い、そして亡くなった人を偲ぶモノだったそうなので、七夕にも亡くなった人を迎える「お盆の準備」の意があることを考えると不思議な共通点がありますよね。
この「ろうそく出せ」の由来は私は恥ずかしながら、はっきりと判らないのですが・・・誰かご存知の人いましたら教えて下さいませ。

ただこの「ろうそく出せ」は北海道全域でされている訳ではないようです。
私自身もこの「ろうそく出せ」はしたことはありません、そして今もウチには「ろうそく出せ」の子供達は来たことがありません。
ですが、同じ自治体に住む同級生は子供の頃にこの「ろうそく出せ」をしたことがあるそうな・・・子供会とか町内会とかでやる・やらないがあるんでしょうかね?
考えてみれば生まれも育ちも地元北海道ですか、住んでいる町内会は当時は道外からの転勤者も多い場所だったから、しなかったのかなぁ・・・。
そして今でも「ろうそく出せ」をしている場所はあるんでしょうか?謎です(笑)

七夕といえば、やっぱり有名なのは彦星・織り姫の話ですよね。
自分が子供の頃、年に一回しか会えないのに雨だったら可哀想だなぁと思ってましたが、もし7月7日に雨が降ってお子さんが同じことを言ったとしたら是非こう言ってあげてくださいな。

「8月にも会える場所があるそうだよ、その時は晴れるといいね」って。