信仰といふもの

今日、職場で新しくフォークリフトが納車された。もちろんピッカピカの新車です。
いつもの様にお神酒をあげ、無事故無災害の祈願をした。

ある人が「こんな風にお神酒をあげるのは初めてだ」というので、メーカーの人に聞くと会社によってやらない所もあれば、新車のまま神社へ運び、神主にお払いしてもらう会社もあるという。
でも従業員の安全に関する事は例え気の持ちようだとしても、やって起きたい気がする・・・だって仮に止めて事故があったら「あぁやっぱりやっとけば良かった」と思うのに違いないから。

私は特定の宗教を信仰している訳ではない。
元旦は初詣に行くわけでもなく家でごろごろし、潅仏会にお祝いするわけでもなく、クリスマスにはミサには行かず家でケーキを食べる・・・そんでもって厄年には神社に行ったり、結婚式にはやっぱりウェディングドレスが良いなと思ってみたり、葬式では家は浄土真宗だったはずだよねと思ったりする。
困った時には「神様助けて～！」と思ってみたり、そんでもって厄払いしたのに怪我したり、事故ってみたりして「あそこの神社はご利益ない！」とぷんぷん怒ってみたり・・・こんな人に八つ当たりされて神様もいい迷惑かも（苦笑）

それがまかり通るんだから、日本人って信心深いんだか、信仰心がないんだかよく判らん・・・（苦笑）ある意味、無節操なのか？！それともこんなヤツ私だけ？（爆）

ちなみに外国への入国審査の時、「宗教」の欄に「ない」と書いたら凄く不思議に思われるそうだ。他の国ではそれ位に信仰心というものは生活と密着しているらしい・・・。

私自身、神というものの存在を否定する訳ではない。
古来より「八百万の神々」という言葉があるように、自然をはじめ、人界の手が及ばぬもの全てのモノには何らかのエネルギーがあり、それらが全て神というものなのかなと思ってみたりする。

全ては１つで、1つは全て・・・そんな感じ。
なので神様と呼ばれるものはみんな1つの神なんだろうなと・・・。

昨日、ロンドンて同時多発テロがあった。
一連の多発テロはイラク問題もさる事ながら、根底は宗教問題だと私は認識している。
やはり一神教を信仰している地域には他の宗教が異端と映るのだろう。
だが原因はどうあれ、テロは殺人である。泥沼化してしまった様相を見せているこの問題だが、彼らの神様も血で血を洗う現状を見て悲しんでいると思うのだが・・・。

いつになったら平穏な時代が来るのだろう・・・全ての地に平和な日が来ることを願ってやまない。