すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

ダーリンの頭ン中

2007年02月09日 | 漫画・本
「ダーリンの頭ン中」  小栗左多里&トニー・ラズロ著 メディアファクトリー

国際結婚をされた漫画家さんって流水りんこさんとか黒川あづささんとか何人もいらっしゃいますが、この著者の小栗左多里さんもその1人。
旦那様であるトニー・ラズロさんが日本で不思議に思ったこと、妻である小栗さんがトニーさんをみて不思議に感じたことを描いたコミカルエッセイ、「ダーリンは外国人」シリーズの第3弾となる作品です。
夫婦という同じ家族の中で双方が受ける言葉のカルチャーショックを第三者にもわかりやすく説明してくれています。

なにがこの作品の魅力かというと旦那様のトニーさんがハンガリーとイタリアの血を受け継いでいて、しかも育ったところがアメリカというインターナショナル性のせいか、語学にとってもオタクっぷりを出しているトコなんですよね~

さて皆さんも習った事があるでしょう?
英語で母音(aiueo)の前のtheは「ザ」ではなく「ジ」と発音するということを・・・

でもこれが必ずしもそうでなかったら?

ねっ?びっくりでしょう?(笑)
「the(ジ)・アルフィー」が「the(ザ)・アルフィー」でもいいかもしれないこの事実(←ちょっと違うか・爆)

そんな語学のビックリを小栗さんとトニーさんが説明してくれています

でも、トニーさんって凄いなーと思うのは「語学オタク」を自認するだけあって目の付け所が違いますね。そして何より耳が良いと思う(笑)
私の勝手な思い込みだけど数ヶ国語を操れる人って絶対耳が良いと思うんですよ。発音とかちゃんとは聞き分けられるのはある意味音楽の絶対音感にも似ているんじゃないかなーと。
それはさておき、オタクという人は楽しんで物事を覚えられる人だと思う。
トニーさんの視点を見ているとそう感じます(笑)
日本中のオタク諸君、自信をもとう(爆)

言葉にまつわる色んな雑学も絡めつつ、漢字ひらがなカタカナを使う日本語ってすごいなーと再認識させてくれる1冊でもあります
英語が出来る人も出来ない人も楽しめる1冊です