すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

週末に読んだ漫画

2007年07月19日 | 漫画・本
日曜にリアル友より大量の漫画を借りてきたので、読んだ漫画の一言感想など・・・
すっかりこの手法に慣れて、手抜き感ありありか?!(汗)
  舞姫テレプシコーラ 9,10 山岸凉子 メディアファクトリー

tooroさんトコをチラ見していたので10巻はとってもむごい展開になるのだろうなと薄々は感じていたものの、まさか千花ちゃんがあんなことになるなんて!!
3回目の手術の結果についてはある程度は予想していたものの、千花ちゃんの選択に思わず涙・・・読み返すと、「あぁここでこう思っちゃったんだろうな」とか「それは辛いよな~」と千花ゃんが追い詰められていく様子がより判って辛かった。
ひとみちゃんも一歩間違えば可能性はあった訳で、それから逃れられた人、逃れなかった人、2人の対比が余計に悲しさを表現しているようにも思えた
運命の神様が持つであろう天秤のちょっとした揺れなんだろうね・・・
これで第一部が完という事ですが、近々2部も再開するらしいとのコト。とても続きが気になります


 拝み屋横丁顛末記 7,8 宮本 福助 一迅社

以前にもチラっとご紹介しましたが、やっぱり面白いな~
一見ハチャメチャぽく見えてて、人情ぽいトコがちゃんとあるトコが読んでて心地良い笑いに繋がっている
今回は3爺の若かりし過去が垣間見えたけど、意外にカッコよくてビックリ(笑)
でもやっぱり一番は大家さんだわ~こういう鬼畜で容赦の無い性格の方、とっても好みです(爆)
このテンションが変わらないで続いて行って欲しいな

 辻占売 5 池田さとみ ぶんか社

以前、同じく池田さんの書かれている「新 東盛玲の所見」の感想を載せましたが、これも似たようなテイストのヒューマンストーリー。池田さんの漫画はハデさは無いけど、人が誰でも持つであろう心の闇に対して、救いを教えてくれているような感じがして好き。
一話完結なので読みやすいのだけど、読んでいるウチに自分にも該当する話が出てくるかも・・・と思わせてくれる漫画です。「東盛玲」よりこっちの方がより現実感があるかも

今回の巻では不思議な易者である主人公・閑の出生の秘密が垣間見えます。
不思議な力はそのせいだったのね・・占いって本格的には見てもらったことは無いけど、こういう易者さんならみてもらいたいな~


 猫のみた夢 神坂智子 小学館

神坂さんはいつ読んでも、心がじんわりするモノを持ってますね~
絵自体さほど上手くはないのかもしれませんが、心の奥底をくすぐる何かがあるというか・・・。
この「猫のみた夢」は計6作品を収録した短編集なんですが、主人公や主人公に近しい人物の周りに猫がちょこっと出てきている作品集。モノ言わぬ猫ですが、言わぬからこそ、人間というものを客観的に見つめている感じがします。

私個人的には「トラ猫と蝙蝠傘」の話が好きかなぁ・・・
貧しくて苦労し続けなのに、そんな中でも娘に学問をさせ続けた母の真意が離れ離れになったロシア人の夫からの手紙を読んでもらう為・・・・と判ったときには、ちょっとウルっと来たわ(苦笑)


 Eyed soul 1 篠原烏童 芳文社

久しぶりの新作。早い話が狼人間vs政府の秘密組織の話なんですが、ファンタジーや動物モノ、はたまたマフィアモノまで色んなジャンルを書かれている篠原さんだけあってウマいです。動物も殿方もカッコいいし。
でもストーリーとしてはまだ面白さが伝わってこない感じかな。1巻だとほんの序章って状態なので、敵方のバックや何故彼らが追われているか等々、謎ばかり・・・。
2巻以降に期待です