すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

いっしょにあるこうね

2008年03月18日 | 漫画・本
「いっしょにあるこうね 盲導犬コディ」 篠原烏童 双葉社

1匹の薄茶のゴールデンレトリーバーの子犬が生をうけた。「コディ」と名づけられたその子犬はパピーウォーカーの元で数ヶ月過ごしたあと、盲導犬となるべく訓練を受け、その後1人の盲目の男性と共に暮らすこととなる・・・。


pe-さんのブログで盲導犬お話が出ていたので・・・・
漫画好きで数々の漫画を読んできましたが、「自分に子供がいたら絶対に読ませたいな~」と強く思ったのがこの漫画。
盲導犬となった1匹の子犬を通して、盲導犬の一生、そして健常者が盲導犬を連れた人にあった時、気をつけなければならない事などを優しく教えてくれています。

私は動物好きで犬でも猫でも飼い主さんが「いいですよ~」と言ってくれたら触りたくて仕方がない人なので、ついワンコが歩いていると微笑ましくなって見つめてしまいがちなんですが、盲導犬にとってはこれもタブーなんでね~

盲導犬にとってリード(盲目の人が掴まる部分)を背負っている時は警察犬なんかと同じく「お仕事中」なんですよね。ついそんなことを忘れそうになりますが、犬は元々デリケートで人間が好き。人に見つめられるという事は仕事中の犬の気を散らしてしまうことになってしまうんだそうですよ・・・知らなかった(汗)

篠原さんの書く漫画には色んな動物が出てきますが、読んでて思うのは「この方はほんと生き物が好きなんだな~」と感じるほど、愛らしく愛情たっぷりに書かれていること。

この本もそんな篠原さんの優しい目線でとても愛らしく、そして盲導犬に馴染みがない人にもわかりやすく肝心なポイントはしっかり書かれています。
また売り上げの一部は盲導犬協会へ寄付されているそうです。

目が見えることが当たり前として生活している私達ですが、そうでない人がいる事、そしてその人たちを支える盲導犬にはさまざまに人が陰で関わっているという事をこの本を通して考えてみるのもいいかもしれませんよね。

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
盲導犬 (ひぃ)
2008-03-17 20:32:34
hirokonさんのお友達でパピーウォカーをされている七色っち隊長のブログへよく遊びにお伺いしていますが・・・お恥ずかしい話ながら、実際、盲導犬のことをよく知りません。(←ここは小さな声でお願いします)「仕事中の盲導犬」の事は、初めて知りました。「パピーウォカー」この言葉もhirokonさんから教わりましたよ。盲導犬を陰で支えるパピーウォカーさん達には拍手を送りたいです。お世話、大変だろうけど七色っち隊長ブログは生き生きとしていて尊敬しています。
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盲導犬 (ひいらぎ)
2008-03-17 21:36:01
連れた女性何回かバスで一緒になりました
乗客も運転手も彼女が降りるまでずっと
見守っているといった感じです
盲導犬は、いつも彼女が降りる停留所が
わかるらしく「さあ、着いたよ。降りようね」と
言ってるようでした
人の目になりすごいよね
そして、目が見える幸せと明日が必ず来る幸せ
感謝しなくてはね
明日が来るとわかっているって幸せなんだから
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盲導犬 (でぃ~れいく)
2008-03-17 22:10:29
私もこの本持ってるよ♪
篠原さんで犬で・・・とツボ押しまくりですから
ここ数年お仕事してる盲導犬を何度か見かけました
犬まっしぐらな女なのでついつい熱い視線を送りたくなっちゃうんだよね
けどこの本読んで熱視線(by安全○帯)もお仕事のじゃまになる事を知ったのでグッと我慢してます
ちなみに我が家ではワンコから熱視線浴びせられてます
遊べ・散歩・ご飯・・・語りまくりです(笑)
言葉なんてなくても思いは通じる事を毎日実感しています
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賢い犬たち (KE007)
2008-03-17 23:37:11
うちの近所に盲導犬の訓練施設が2つもありまして、近くに行くと必ず訓練中の犬たちを見かけます。
その辺で飼われている犬たちとはぜんぜん顔つきとか違うんですね。キリッとしていて、隙がなく、「仕事中です、邪魔しないで下さい!」と言う雰囲気です。盲導犬は米国社会に完全に溶け込み、特別な存在じゃありません。みんな、どう接したら良いかちゃんとわかっているようです。
昔追いかけられたことがあるので、犬を見るとちょっとビビッてしまう私ですが、訓練中の盲導犬はいつ見ても「がんばれ!」と心の中で応援しちゃいます。みんながみんな盲導犬になれるわけではないそうで。とっても厳しい選別があるようですね。
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おはようございます (なみだ)
2008-03-18 07:06:09
わんこって話せない分、私たちがその気持ちをちゃんと推し量ってあげないといけないんですよね

以前に違う盲導犬のお話「クィールの一生」という本をよんだことがあります
お仕事をしているわんこ
がんばってほしいと思います

我が家のダイスケは・・・お留守番が仕事で、怖いけどがんばってますよ~
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お薦めですよ (たれぞ~)
2008-03-18 13:01:08
ひぃさん
ワンコ大好きなひぃさんにお薦めの1冊ですよ~!
そっか~以前にちらっとhirokonさんトコでパピーウォーカーの話が出てましたが、その方のお話なんですね~

うんうん、離れる時は寂しいよね
愛情いっぱいに育てれば育てるほどに別れは辛い。
でもそういう人達のお陰で盲導犬って育っているから・・・。

私も田舎住まいなんで今まで盲導犬を見たのは数度しかないんですが、今度から見つけても心を鬼にして見つめないようにします

でも可愛いんだよなー



ひいらぎさん
だいぶ、盲導犬も認知され、殆どの公共機関では出入りOKになりましたよね

うんうん犬と人間、言葉は違っても通じるものってあるんでしょうね・・・
ワンコも人の声や表情で色々理解するんでしょうし、飼い主さんも心の目でワンコを理解するんでしょうし・・・

当たり前が当たり前でなくなること
そして当たり前じゃないことか当たり前になること

そんな喜びみたいのを日々感じていけたらいいですよね~



れいくさん
やはり持ってましたね?(ニヤリ)
私も篠原さんの漫画は借りて読んだのは多いけどこれと「ファサード」は欲しくて、読んだにもかかわらず買ってしまいました。

ほんと愛情たつぶりに書かれているので動物好きには溜まりません

どちらかといえば犬より猫派な私ですが、やっぱりワンコがいると熱視線を送ってしまう・・・
盲導犬に出会ったときは気をつけねば・・・

れいくさんトコのワンちゃんも可愛いんでしょうね~いいな~ワンコのいる暮らし
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もちろん!! (その)
2008-03-18 14:46:42
持ってますよ~!!
子供にも読ませました(笑)
>読んでて思うのは「この方はほんと生き物が好きなんだな~」と感じるほど、愛らしく愛情たっぷりに書かれていること。

そうなんですよね。人柄が伝わってきます。
パピーウォーカーさんの話や引退した盲導犬の話とか、ウルウルしていましますよね。

>熱視線
れいくさんもおっしゃってますが、私もこれを読んでから、気をつけないと!!と思いました。
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私も誘われた・・・ (せっちゃん)
2008-03-18 15:36:36
パピーウォーカーの話が私の所にもありましたが・・・
私はお断りしました。
何故かと云うと一口では云えないですが・・・自分には向いていないと思います・・・

昔、北海道で試験的に盲導犬を私の友人が持つくとなって、テレビの取材が来ると言う事で、彼の行きつけの喫茶店で撮影が行われました・・・

そんな事知らない私は、喫茶店に入って行って盲人の彼を見つけ暫く振りだったので話しかけたら机の下にワンコが居て、ビックリしました・・・
すぐに盲導犬だと分かったので手は出しませんでしたが、ワンコの方から出てきて私に擦り寄って挙句の果てに横になって服従体制になってしまったのです・・・
勿論、撮影はボツですよ・・・ハハハ

ワンコと波長が合っちゃったのかなぁ~?笑
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犬♪ (でぃ~れいく)
2008-03-18 21:41:39
我が家の犬・・・実は我が家では私が生まれる前からずーっと犬を飼ってます(父の趣味の関係で)
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続き (でぃ~れいく)
2008-03-18 21:50:46
いやん、うっかり送信ボタん押しちゃった
今までに何匹飼ったのか・・・
でも同じような犬種でもみんな性格がはっきり違うのが面白い
例えば叱られた時・・・前の犬は近くに寄って来て手とかペロペロ舐めてご機嫌伺いするの
けど今飼ってる犬はいじけて犬小屋に入っちゃう、でそこからこちらをじ~~っと窺う
怒っていると思う間は絶対に出て来ない、けど許してもらえそうだと出てくる(笑)
そう思うと犬は気配に敏感なんだね
そういえば私のネット友達の方で繁殖ウォーカーやってる人いました(今は連絡とだえちゃったんだけど)
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