「親なるもの 断崖」上下巻 曽根富美子 宙出版
昭和2年、北海道の室蘭にある遊郭に東北の寒村から16才の松恵を筆頭に4人の少女が売られてきた。飢えに苦しむ家族を救うため、自らの運命を受け入れやってきたのだが、身を売る生活に耐え切れず、初日で松恵は首を吊る。11才だった妹の梅は姉の墓を建てるため、女の地獄とも言える女郎の道へと進むのだった。遊郭で生きるしかなかった梅、武子、道子を待ち受ける運命とは・・・
ネットを始めて少しした頃、自分の地元を題材としているこの「親なるもの 断崖」という作品を知りました。検索すると北海道新聞のコラムでも取り上げられていたそうで、知るほどに「読みたい」という意識が強くなりました。ですが絶版・・・それがこの度文庫として復刊したので早速買っちゃいました
ここ舞台となっている地球岬は私も釣りに良く行くところ。太平洋にしては珍しく切り立った崖です。岬から眺める海は180度の水平線が広がります
ずーっと地元で過ごしてきましたが、室蘭に遊郭があったのはこの作品を知るまで知りませんでした。作中にも出てくるイタンキ浜にはタコ部屋労働の果て亡くなった人が埋められているというのは小学生の頃に教わりましたが、さすがに小学生にはその時代を影で支えていた「遊郭」のことは禁句だったらしい(苦笑)
曽根さんの漫画はお借りして数作読ませて戴きましたが、底辺で生きる女性、女であるが故の悲しみ苦しむ女性の姿を綺麗ごとを一切加えず、生々しいまでに書き上げる方だなぁと感じます。
遊郭を題材にした漫画は他にもありますが、ここまで掘り下げて底辺で生きる女たちを書いた作品があっただろうかとすら思う。親のため、家族のために売られた来たのに、まるで人として認められないような偏見と生活を強いられ、借金に縛られ死ぬまで逃れない女たち。
実際そういう生き方しか出来なかった女性も多かったんでしょう。
作中のお梅のように途中で身請けされる女性はまれで、道子のような最期をたどった女性も少なくなかったはず。仮に身請けされても一生「元・女郎」という偏見は付いて回ったのでしょうし・・・。
幕西遊郭の文書は殆ど残っていないそうですが、数年前に見つかった「精算帳」には1000円で家一軒立つ時代に娼妓1人平均の借金が963円、1カ月の稼ぎである「玉代(たまだい)」は11円から49円との記述があったそう。
そういう生活を強いられていた女性が江戸時代ではなく、昭和32年まで存在していたとはかなり衝撃でした
「自分が女郎でいることを当たり前だと思うな」
「自分が女郎でいることを疑問に持て」
その言葉に異常とも思える現状を不思議と思わない社会、現代にも通じそうな社会の中にある「麻痺」というものへの危惧が込められている感じすらします
賛否両論あるのかもしれませんが、目をそむけてはいけない1つの歴史を描いた傑作だと思いました。
こんにちわ~ミントさん
コメントありがとうございます。
そうですね~
女性の地位が男性と同等に認められるようになったのはほんと最近のことですが、私の身近で、しかもつい最近までこのようなことがあつたとは、ほんと驚きでした~
昭和初期くらいまで、女性は「性」が唯一の財産というか、そういう価値でしか見られてこなかったという事実はほんと悲しいことです
今も嬉々としてAVなどに出ている女性は一部でまだまだ泣いている人もいるんでしょうね・・・
遊郭に売られる女性達は泣く泣く・・・
極貧であるが故に涙の飲んで売られていく
事は世の中が目隠ししていた時代・・・
自分から進んで喜んでと、いう風に世の中には
伝えられていた。
金儲けの道具として死ぬまでボロボロになって
それが50年前まで行われていた事が。
うまく書けませんけど。
病気なっても客をとらされ、それも出来なく
なったら、食事も与えられず。
身ごもって、堕胎によって体を壊した女郎は
密かに家へ帰された。
当時は中絶が禁止されていたんです。
母親が重い病で、母体に負担が掛かる時の例外以外は。
中絶を認めれば、女がふしだらになる(男はいいのかよ!?)。
産めよ増やせよの時代だったから。
家に帰されても、物置小屋や屋根裏部屋で死んでいく。
家族が餓死しないために、身売りしたのにあんまりすぎるとおもったものでした。
そう言った例の数え切れないほどあるんでしょうね。あるレポータが取材した生地を読んだのですが。
男たちにとっては楽しい一時だったろうけど・・
女性達には一生消えない心の傷となります。
それが原因で心の病になるケースもあったり
悲惨です。
今は風俗となって、表向きはでもその中身は
法律が出来たにもかかわらず、家の借金
のためにのケースもあるようです。
あらん、お正月は激務だったもんね~
早く手に入れられるといいね!!
地元だし、けいさんは絶対読むだろうな~と思っていたから写メに写っているのを見て「やはり」と思っていたところよん
そっか・・・けいさん家はまるっこそういうのを感じるトコで暮らして居たんだね~
やっぱりさ、家族のために売られてきたのは判っていても子供にはそういう場所は知ってほしくないというのは親の本音だよね。
特に女の子には辛いもの、そういうのって。
私も小学生の頃に見学旅行で室蘭に行ったとき、イタンキ浜の歴史というか、タコ部屋労働とか、そこで死んでイタンキに埋められた日本人韓国人の話は教えてもらったけど、さすがに遊郭のことはなかったもんな
。
今から考えれば、そういう影の歴史が支えてきたのも理解できるけど、当時はそう思えたか疑問だし。
でもこういう影の歴史を曽根さんがスポットを当ててくれて良かったと感じるわ。
闇に葬ってはいけない事実だと思うし。
あの灯台からも見たことがあるけど、ほんと吸い込まれそうな崖だよね~
自殺者が多かったのは頷ける。
確か、潮の流れで、あちらから身を投げるとイタンキまで流れるというのは聞いたことがあるわ。
足抜けできずにそういう選択をした人もいたのかも。。。
けいさんは室蘭の丸井さんだったのね
私の思い出は苫小牧の鶴丸のお子様ランチでした(爆)
満天さん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
インフルエンザはどうだい??
会社の人も1週間は抜けなくて大変だったと言っていたから無理しないでね。
知らなかった?この漫画?
私もネットを始めた頃に教えてもらったから3年前くらいに知ったのよ。
こんなところが舞台になるなんて・・・と思っていたけど、読むとこんな歴史の闇があったんだと驚いたわ~
札幌には「赤線青線」と呼ばれた公認の売春地区があったのは知っていたけど、まさかこんなところまであったのかと・・・でも沢山の男が働くところにはきっとあったんでしょうね~
こういう楽しみがあるから働けるという部分もあったんでしょうし、勿論人の集まるところ、性風俗が一番お金になると言う部分もあるんでしょうし(これは今も通じるけど)
もし読みたかったら貸すよん
次回のトミーさん箱に忍ばせておくので読んでみてねん(辛いけど・爆)
2日からお仕事とは大変ですね~(苦笑)
日本人には3ヶ日は休みだと言うのがDNAに刻み込まれているから大変じゃないですか?
私なら働く気が出てこないかも(笑)
そちらのクリスマス休暇とこちらの正月休み、似たようなものなのかな??
そうだ~!!B型さんもお正月はBSで歴史モノを見ていたとおっしゃってましたが、
アンの妹のお話ですか?ヘンリー自身の奥さんの話はありますが、こちらではあまり有名じゃない人ですよね
なのでググって見たところ、メアリさんってヘンリーの庶子(それも男子!!)を産んでいるんですね~!!
跡継ぎが欲しくてアンと結婚したのに、どうしてメアリとは結婚しなかったのかしら??
なんか面白そう~!!
誰が漫画化してくれ~!!
pe-さん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
もーたんはお正月はいかがでしたか??
元気に過ごせたな~??
私も今年もたっぷりもーたんの愛らしさに癒していただきますね
人志もどうぞ宜しくお願いいたします
こっちゃん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
あはは(笑)
「たれぞ~ワールド」かもし出してましたか??(爆)
まぁ色んなことに興味を持つ人なんで、取り留めのないブログと化してますが、こんなブログでも楽しんでいただければ嬉しいわん
今年もこっちゃんの美味しいお料理とワンコたちの愛らしい姿に期待してますよん
どうぞ宜しくね
ごはんさん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
長のお勤めご苦労様でした~!!
大変だったでしょ?あちら
少しはごはんさんのご実家の方に行けたのかなぁ??
色々大変みたいだけど、ごはんさんにとって良い1年になることを願ってますよ~
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
ちょっと漫画から離れていた時期もあるので未読率が多い私ですが、色々教えてくださいませ~
勿論、釣りの事もね。
ダイワのコードレスバッテリー欲しいよ~!!
なごいくさん
あはは~怖がらせちゃった??
でもパールさんも仰ってますが、辛いばかりじゃないので、読んでの感想を待ってます(笑)
ええ~アガサさんと今月オフするの??
峠ってツルツルじゃない??
私の本なら無理しなくていいんだよ~
道路状況が良くなってからの方が良くない??
無理しないでおくれ~!!
じゃ次回の箱に「じょなめけ」と「JIN」いれますね~他にもあったら言っておくれ~!!
そうそう、どうせならアガサさんの読みたいものがあれば同封でもいいよん。
別箱にするより安いし~
せっちゃん
そうなんですか~・・・
私も知識では札幌に「赤線・青線」と呼ばれる公的に売春が認められた地域があるのは知ってましたけど、
そして今でもその名残があるのは知っていたけど「都会」だからかなぁと思ってました。
まさか、こんな田舎まで・・・と思ったけど、当時の室蘭は一大産業地だったんだもんね(今は面影ないけど・苦笑)
炭鉱や鉄工など男手を必要とする産業の影にはこういう悲しい女性が沢山いたんでしょうね・・・。
なんか今回知らなかった影の歴史をみた気分でした。
あひょさん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
あひょさんもお忙しかった2007年だったのかしら??
なんかあっという間に1年が過ぎるなぁと感じる今日この頃・・・
こうやって年を取っていくのね(滝汗)
そうなのです~
これが掲示板でも話題になっていた「例の本」です。
私は地元なのですんごく興味を持っててずーっと読みたい本だったので速攻で買いましたが、女性が読むには辛い本です。
でも曽根さんのファンって女性が多いんですよ~
辛い話だけど、真正面から立ち向かっていくような主人公に共感してしまうからかな??
こう生きたいと思わさるものがあるからなのかもしれませんが。
河惣作品はドラマチックなのでハマると一気に読めるでしょ??
どの作品も主人公が類まれな才能があるところがひっかかりますが(苦笑)
普通の漫画はこの人には向かないのかもしんない(笑)
と、何だかんだいっても作家買いしている私。
面白いことは間違いないです(爆)
ぴーすけろさん
あけましたおめでとうこざいます
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたしますね
漫画も色々ありますが、この曽根富美子さんという漫画家さんは比較的重い内容が多いです(苦笑)
でも目を離せない魅力があるというか、女性が今のような生活を出来るようになったのはつい最近のことなんですけど、それ以前の時代も忘れてはいけないなーと感じます
私は漫画を買うときは田舎なので本屋に行くのが面倒くさいのでネット書店を利用してますが、どれも普通の本屋で取り扱っている漫画ですよ~
今度本屋の漫画コーナー見てみてねん
「吉原炎上」ありましたね~
結構TV放映をしているけど、じっくり見たことはないかも~??
なんかたいてい「ながら見」をしてて、終わってしまっていたという事が多いです。
華やかだけけど、結局は借金という鎖で縛られている女性たちだもんね・・・女性の性が売り物になること自体、「男尊女卑」の表れなのかも・・・。
なんか辛いんだけど、私自身、こういう古い風俗モノのお話って興味あるんですよね~
パールさん
やはり??
私も12/27発売となっていたのでなったら速攻で頼みました。
お陰で年内に読めたけど・・・なんか色々思うことがあった作品でした。
地元という部分もあるけど、2部は私の苦手な「戦争色」が強くて・・・
救いはバァちゃんがほんと道世のことを可愛がってくれていたのがわかった事かなぁ・・・
道世自身もそれが判って、白いご飯を譲ったり・・・お梅に対しては厳しかったけど、バァちゃんも憎くてしていたんじゃないと判ってね。本当に憎かったら毛糸のパンツ履かせなかったと思うし。
>娘を教師にするなんて、まだ女郎屋に売った方がまし
ありましたね~
なんか女は嫁に行って家庭のことをして子供を産めのが役目みたいな。
性自体も旦那さんの言うがままというか、家庭内での女郎(言い方が悪いけど)みたいな感じだったし。
女が「外に出る」という事自体が稀有で珍しいことだったのかも。
いや~現代に生まれて良かったわ(苦笑)
日本に限らず、女性が職業を持つというのは身分の低い人のすることというのは世界共通ですもんね。
確か「レディーヴィクトリアン」や「under the rose」の家庭教師(カバァネス)に対してもそういう言うような表記があった気がします。
うんうん・・・辛いけど、みんな強いよね。
お梅も武子も道子も・・・
私は道子がね、ふびんでならなかった(涙)
皆がしたくないと望む女郎の生き方を「したい」と泣いた彼女にそういう生き方を望むことしか出来ないどん底の闇をみた気分でした
この漫画は知らんかった~
しかもあの美しい地球岬近辺に遊郭があったのも
知らんかった~
札幌市内には遊郭があったのは知っておったが
室蘭にもあったんだね~
って事はやっぱり網走とかにもあったんだろうか?
人の集まる所、っていうか・・
男子労働者の集まる所に手っ取り早く気晴らしを
作るのには遊郭はかかせなかったんじゃろうか?
タコ部屋の苦しさも聞いた事があったが
遊郭の女性達の辛さがあったとはビックリしました~
おっと、ご挨拶が遅れ申した~
本年もヨロシクです~~(笑)
読んだら、私もUPしますね~^^まだまだまだ先ですが~><
うちの母は、もろ、室蘭で空襲にあってます。港・工場は元より、社宅近辺まで・・・かなりの被害だったと聞いています。父に至っては、作中に出てくる、鉄工場の工員でございました。
幕西・・・私も子供の頃は、全く知りませんでした。ただ、子供心のうっすらとした記憶の中に、幕西とゆ~言葉を発した時、母の顔が曇った・・・そんな記憶がおぼろげにあります。私が生まれたのは、遊郭が廃止されて何年も後なのですが、この頃の母の気持ちの上では、この地名に対する差別心が残っていたのではないでしょうか?今は面影もなく、住宅町になってると思いますよ。
地球岬・トッカリショ
作品を読むと、一度訪れてみたくなった方いらっしゃるのでは?地球岬は、地平線の彼方まで見渡せるよ~な、壮大な景色です^^で、ほんと~~~~にものすご~~~~い断崖です!!!吸い込まれそうな感覚、おぼえますよ。
父母からは、ここは自殺者が多かった・・・と、子供の頃から聞いていました。何故?とゆ~大人の事情は、聞く事はできなかったですけどね・・・
ラッパ森
ここも作中に出てきましたね~。この名のバス亭、今もあると思います。名の由来は、父に教わっていました。
丸井さん
私が、ホットケーキ&クリームソーダを楽しみにしていたここに、その昔は、馬を繋ぐクイがあったとは・・・知らなかった・・・
ついつい、故郷コメになってしまいました~><
確かに重い・・・暗い・・・辛い話(女性にとっては特に)ですが、同じ女性として、こ~ゆう事実があった事から、目をそむけてはいられないな・・・と、上巻だけですが、読んで思いました。
たれさ~ん、支離滅裂~しかも長々コメ、失礼しました~
明けましたおめでとうございます。
今年もブログで仲良くしてくださいね。
今年もよろしくお願いします。
今年もいろんな『たれぞ~ワールド』を期待してます
新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します~
私も『顔晴る』を目標にしたいと思います
笑顔のたえない年になりますように
さて。私も女性の裏歴史みたいなのには大変興味があります。こういうのを読んだり、映画なんかで見たりするたびに、言葉では言い尽くせない悲しみに襲われます。更に、こういうのは、いくら時代が変わって、社会が変わっても必ず存在するお話(事実)なんだな~、と思うと、もっと暗くなります。
いま、ヘンリー8世の第2妻アンの妹(メアリー)に関するお話を読んでいるのですが、これも結局は家族のための身売りなんですよね。場所は英国宮廷できらびやかなんですけど、王の寵愛を得るために家族が14歳の娘に強いることのえげつないこと!全く個人の人間性なんて完全に無視されています。
そういえば、フランス革命で「自由・平等・博愛」を謳ったフランスでさえ、女性の参政権ってつい最近(長い歴史という観点から)になってやっと与えられましたからね…。
女性の人権はいつになったら男性のと同じになるんでしょう。
私、漫画を読む機会がここ数年ほとんどなくて・・・。
いやぁ~、こんなに深い内容の作品もあるのですね~!!
正直、びっくりです。
スペインのお話と言い、とりのお話と言い・・・
興味深い。漫画だと取っ付きやすいし、タメになるね~
たれぞ~さんが紹介されてる漫画って
普通に書店で売ってあるものばかりなんですか~?
下の記事の「顔晴れ」いい言葉ですね~
それでは私も今年は「ボチボチ」と「顔晴る」ことにしようと思います。
今年もよろしくお願いします
さて、こちらの本ですねパールさんがお知らせしてくださったのは。
たれさんの「よくわかるレビュー」でとっても辛そうなのがよくわかります。
私も辛い話は読めないかも…
「泣かせる」映画や「辛い」お話が、最近つらくて避け気味。
このような社会の闇部分的なことをまじめに取り上げている作品は
目を通したほうが、というか目を通すべき作品だとは思うのですが。。。
正月休みでのんびりしながら、作品自体の面白さに引きずられて河惣作品一気読み中です
私の田舎の町にも遊郭の跡が・・・格子戸に女の人が客引きをしていた記憶が有りますよ・・・炭鉱町ですと何軒ものそうした店があったようです・・・
赤線が廃止になってからもそう云うお店は直ぐには無くならない・・・今だって、形を変えて援助交際などと聞こえの良い?名前になっているだけですよ・・・
「お産の歴史」、今度の返却便に混ぜ込んでおきますね。1月中にアガサさんとミニオフをすると思うので、その後に送ります。
「JIN」の続きと一緒に「じょなめけ」も貸して~♪いや、確か他にもお借りしたいと思ってた本があったハズだ…!(笑)
>パールさん
チロ…察するにわんこ?うわあ、それ系は尚辛いんだよな~(涙)。
でもパールさんの「辛いだけじゃない」という御言葉を信じて読むわ!いや、もう読まずにはいられないもの~!
言われて思い出しました、確かに「清流」で「娘を教師にするなんて~」発言、ありましたね。あのヒロインの嫁ぎ先も凄かったが…あれでもきっと「親なるもの 断崖」よりはず~っとまともな環境なのだろうと思うと…今の世の中に生まれて良かったというか、当時に生まれてたらと思うとゾッとする…。
「風光る」の明里さんなんかを見てる分にはそんなに悲惨ではないもんね。前にもどっかで書いたけど、「たけくらべ」に出てくる美登里さんのお姉さん(たまきさん?)だって世間的な扱いは悪くない(馴染みがお偉いさんだというのが自慢になる程だもんね)。
この差は、作者の描き方の差なのか、時代の差なのか、女郎とは言え格の差なのか…。その辺をもう少し詳しく知りたいとも思うんですよね。
おめでとうござます。
今年もよろしくお願いします。
下巻を年明けに読みました。
辛い、お正月から辛すぎるのを読んでしまいました・・・
でも、お梅にしても道生にしても
運命に負けてない、強いですよね。
武子の生き様なんか、かっこいいですし
大河内のばあちゃんも、けっこう好きです。
大丈夫、なごさん、辛いだけじゃないわよ~
私的には、チロのとこがかなり辛かったですけどね・・・
>女性は人として認められなかった時代
清流で、教師を目指すヒロインが
「娘を教師にするなんて、まだ女郎屋に売った方がまし」
みたいなこと言われるシーンがありましたよね~?
女が学問を身につけれない時代とは知っていたけど、
あんな言われ方してしまうのに驚愕でした・・・
曽根作品に共通してるのは
どの作品のヒロインも、かなり悲惨な境遇でも、負けない。強い。
しっかり地に足つけて、前向きに生きていきますよね。
そこが好きなんだな~~
私は名取裕子のほうが好き、出てる役者が
豪華
吉原炎上は御覧になられたことはありますか?
似たようなお話ですよ。
たれぞーさん、目のつけどころがいつもすごい
ですね
こういうとこも、たれ様の人気なのでしょうね
さて、今から洗濯物を干してきまーす
そちらは洗濯物は外に干すのですか?
乾燥機で乾かすのでしょうか?
たれぞーさんのこの前のUP見てから
おでんが食べたいひいらぎです
判るわかる・・・私も辛いのは基本的に苦手。
特に戦争が絡むものは避けて通っている人です。
なんかトラウマになっているのよ~
今回の漫画も戦争も関係あって、まして遊郭で生きた人が物語の中心とあってすんごく辛いのですが、何せ舞台が自分の住むところにすごく近いのでとっても読みたかったの。
こんなにすぐ傍なのに何にも知らなかったんだもの・・・
きっとそういう人多いんじゃないかな?
とかく、負の歴史と言うのは闇に葬られることが多いけど、事実は真実として、しっかりと覚えて生きたいなと感じました
こちらの舞台は江戸の遊郭
辛い話しあり、コメディありと、かなりお気に入りの話になってます
読むなら「JIN」の続きと一緒に貸すよん
http://www.geocities.jp/onyadosuzume/newpage9-kanouyuten.html
たれぞ~さんのレビューで内容はよくわかります。
こういう風に自分の言葉で感じたことを文章化できる力のあるたれぞ~さんを尊敬します。
こういう時代があったことは忘れないでいたいと思います。
うんうん、曽根さんは辛いの多いよね
私も辛いのは苦手だけど、それでも今回は目を離すことができなかった・・・これも曽根さんの力量なのかしら??
辛さでいえば「JIN」の梅毒で死ぬシーンよりずーっと辛い(←脅しか・爆)
生き地獄という感じがすんごく出てます
>女性は人として認められなかった時代
そうなんだよね~
「清流」「女に翼なんてないのに」(だったかな?)も共通するその感じはそのまま「断崖」にも書かれています
つーかはっきり「女の性は物以下」「娘は売りもの」という表記すらあります。ようは生活に困ったら娘をや妻を売れと・・・
家族のためなのに一旦、女郎というトコロに落ちたら、男どころか同じ女にまで卑下される日が待っているんですよね。
1巻と2巻で主人公となる女性が違うんですが、2巻は戦争色も強くなってるし・・・
子供を持つ人が読んだら、2巻の方が辛いかもしんない。
かなーり怖がらせたけど、なごいくさんが完読される日を待ってます(笑)
あっそうだ!!今度その「お産の歴史」を貸してください~
私もそういう話好きなのよ
たまーに温泉や源泉を読み返すと遊郭や宦官の去勢など腰から下の話に嬉々として出没している自分がいる(お恥ずかしい・爆)
曽根さんの他の作品を読んでいて思ったのだけど、この時代、確かに遊女は人として認められないような社会ではあったけど、遊女じゃなくても…女性は人として認められなかった時代ですよね。そう考えたら、遊女だから、ともあながち言えなかったのかもな~と少し思ってみたり。
「清流」を読んだらそんな感じがしたのでね~。
読みたい…でも怖い…でも読みたい…(いや、読むけど・笑)。
遊女を描いた作品は、得てして「きらびやかな世界に見えるけど実は…」という感じで、裏の凄惨な世界までは触れてない作品が多いですよね。まあよほどの作家さんでない限り、編集側からNOと言われそうですけども。私の中では唯一「JIN」でそういう世界を垣間見たくらいかな。それでもあの中で描かれていた梅毒で亡くなる女郎の話は…きっともう二度と読めないと思う(辛すぎて)。
以前「お産の歴史」という本を買ったんですが、途中で止まってるの(笑)。今度改めて読んでみます…なんかものすっごく怖そうでね…実際ちらっと読んだ箇所は怖かったのよ~。
そう言えば。京都にいる親友が友達の家に遊びに行った時、その家の建物は元遊郭だったらしくて、部屋が…小部屋がいっぱいだったんですって。あまりに生々しくて落ち着かなかったって言ってました。京都辺りだと今でもそういう建物が残っているのね。
室蘭って空襲に遭った?全然そういう建物とか残ってないのかな。