「ブリザードアクセル」

お正月休みなので未読の漫画を読んでます。
レビューと言うほどではありませんが、感想もぼちぼちとアップしていこうかなと思ってます。

ご存知の方も多いと思いますが、基本的にここ「すずめ休憩室」では主にお友達から借りた漫画の感想を、そして自分が購入した漫画の感想は自サイト「御宿すずめ亭」の中の「女将の本棚」にて感想を載せています。地味～にアップしていますので、たまにみてやって下さいませ（苦笑）


さて今回はお友達に借りた鈴木央さんの「ブリザードアクセル」という漫画

今年はトリノ五輪に向けてフィギュアの日本代表選考会が熱かったですが、これはそのフィギュアスケートに魅せられた１人の少年のお話。

優秀すぎる兄達のおかげですっと両親に省みられる事なく孤独に育った主人公・北里吹雪は「目立つこと」を自分の信条として喧嘩に明け暮れる生活を送っていたのだが、ある日、友達に連れられて行ったスケートリンクで「自分だけが人に注目される瞬間」を知ってしまい、そのフィギュアスケートという世界に足を踏み入れる事を決意する・・・という感じで進んでいくのですが、普通スポーツ漫画といえば真摯に、そして重くなりがちなのに、ただ「目立ちたいから」という単純な理由で始まるこの漫画は適度な笑いを絡めつつ、重くなりがちなスポ根モノを軽く読ませてくれます。

まだまだ物語は序章だけど、目立ちたがりという事は人前でアガるという事もない、ある意味競技者向けの性格の吹雪がこれからどう成長していくかも楽しみなところ。

少女漫画ではスケート漫画といえば田中雅子さんの「虹色のトレース」や槇村さとるさんの「愛のアランフェス」、あと川原泉さんの「銀のロマンティックわはは」なんかがありますが少年漫画ではこれが始めてではなかろうか？その辺りの知識はないんですが、どうでしょう？

読んでると、いくら秘めた才能と根性がある（設定）とはいえ「いきなりそりゃねーべ！！」ぽいトコもあるけど、オリンピック開催でかつてないほどフィギュアが盛り上がっているこの年、フィギュアの美しさは少ないけど、こういうフィギュア漫画を読むのもなかなか面白いかも。

興味ある人は一読あれ～！！