京都府井手町の住民グループ「カジカガエル保護友の会」がこのほど、1953年の南山城水害によって町内で絶滅したとみられるカジカガエルの復活に向け、同町井手の玉川に南丹市美山町で捕らえたカジカカエルを放流した。
カジカガエルはシカのような美しい声で鳴くのが特徴で、古くから町の花ヤマブキなどとともに和歌に詠まれている。
放流は98年から南丹市の協力を得て続けている。小雨の中、会員5人が玉川の上流で約20匹のカエルを放流した。会長の小川俊雄さん(92)は「ここ数年で町内でも鳴き声を聞いたという話をよく聞くようになった。もっと数が増えてほしい」と話した。
【 2018年05月28日 10時30分 】
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