宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」開幕を前に、公開トレーニングが20日、京都府宇治市宇治の宇治川で行われた。雨が降る中、鵜匠たちが本番さながらの綱さばきを見せ、ウミウとの呼吸を確かめた。
伝統的な衣装を身にまとった澤木万理子鵜匠と江﨑洋子鵜匠が舟に乗り、人工ふ化で誕生した「ウッティー」3羽を含む計11羽を操った。鵜匠たちは「ホォーホォー」と声を出したり、船べりを棒でたたいたりしてウミウの本能を刺激し、魚を捕らせた。
澤木鵜匠は「雨で川が濁って見えにくかったこともあり、慣れていないウッティーもいた。トレーニングをもう少し積みたい」と話し、江﨑鵜匠は「本番では一昨年に生まれたウッティーもデビューする。頑張ってほしい」と期待した。
今シーズンは7月1日~9月30日。問い合わせは市観光協会0774(23)3334。
【 2018年06月21日 09時30分 】
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