高齢者などの「居場所」づくりで討論 長岡京の6団体

2011-12-01 19:16:14 | 民 people
討論で、それぞれの居場所づくりの活動を紹介する参加者(長岡京市開田・同市役所) 子育て中の親やお年寄り、障害者らの居場所づくりを考えるパネル討論が30日、京都府長岡京市開田の同市役所で開かれた。市内で居場所づくりに取り組むNPO法人や住民団体が活動報告し、地域の絆や支え合いを生み出す仕組みづくりについて意見交換した。

 同市が、市民による居場所づくりの活動を掘り起こし、行政との連携や公的支援に結びつけるために企画。市内で活動する6団体代表がパネル討論した。

 NPO法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」の西村日登美代表理事は、乳幼児とその親が交流する「つどいの広場」事業を紹介。長岡第十小校区放課後子ども教室の西村日出男コーディネーターは、地域の団体や住民が指導役となる児童向け教室を通し、「子どもだけでなく住民の居場所が学校の中にできている」と述べた。

 「『男の居場所』の会」の岸本裕次会長は、会員である退職者の男性たちが会合や料理教室に参加し、新たな生きがいを見つけている様子を報告した。

 活動を持続させるための課題も話し合われ、参加者が「規則で縛らず緩やかな運営を心がけること」「新たに入る人を温かく受け入れることが大事だ」などと意見を交わした。

 市は12月と来年1月にもワークショップを開き、得られた課題を居場所づくりの支援策に結びつける考え。

【 2011年12月01日 11時53分 】


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