状況変化に即応 大山崎・長岡京で水防訓練

2011-06-06 11:46:25 | 水 water
京都府大山崎町と長岡京市で5日、地元消防団と消防署合同の水防訓練がそれぞれ行われた。団員は協力して堤防上に土のうを積んだり、板を立て付けたりし、洪水時に水の流入を食い止める段取りを念入りに確認した。

 水防技術や住民の防災意識向上を目指し、毎年梅雨の時季に催している。大山崎町大山崎の桂川右岸の堤防では、団員と署員計68人が参加して午前9時半から訓練が始まった。

 今年は即応型訓練と位置づけ、事前に団員に段取りを伝えずに「ぶっつけ本番」で実施した。団員が麻袋に砂を詰めて土のうを作る最中に、「桂川の水位が堤防ぎりぎりまで増水してきた」「小泉川の水があふれて沿岸の住宅が危険」といった情報が次々と伝えられた。

 団員は土のうをすき間なく積み上げ、くいを打ち込んで固定。アスファルトやコンクリートが敷かれた住宅街でも実践できるよう、土のうにブルーシートをはさんで水流を防ぐ工法も試した。折々に署員からアドバイスを受け、進め方を考えながら作業に励んだ。

 長岡京市勝竜寺の小畑川と犬川の合流点でも、団員と署員計85人が、土のうを半月状に積み上げる「月の輪工」など4工法の水防訓練に取り組んだ。

【 2011年06月06日 11時33分 】

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