鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3301回】 意思の強さが経営者には必要

2020年01月13日 | 住宅コンサルタントとして

業績がイマイチな会社。

変革しなければいけない状況なのに、

なかなか現状が変わっていかない会社。

 

こうした会社に共通するのは、

経営トップの意思が弱いということだと個人的に思っています。

 

例えば、今後の展開を考え、

どうしてもこれから着工させていただく建物は、

是が非でも完成見学会を開催したい。

 

そしてお客様に見学会開催のお願いをしたところ、

お客様が「どうしてもやりたくない」とおっしゃった。

 

お客様がダメと言うから、見学会開催をあきらめる。

 

また、新しい商品を開発する上で、

現状の商品から原価を5%落とさなくてはならないとしましょう。

 

各業者さんやメーカーさんに価格交渉をしたところ、

皆さんが思ったように価格を下げてくれない。

 

だから、新商品開発を断念する。

 

このように、何かにチャレンジしようとしたときに、

ちょっとした阻害要因が発生すると、

すぐにできないと判断しがちなのです。

 

 

一方、業績が好調な会社、変化のスピードが速い会社のトップは、

強い意志を持って、何とか自分の思いを実現させようとします。

 

例えば、見学会開催に関して、お客様に「NO」と言われた場合、

ではお客様をごく少数、しかも住所と名前を確認できた方だけに

見学していただく予約見学会ではダメか、とか、

予約見学会をOKしていただければ、何かサービスするとか、

 

「どうすれば、見学会を開催させていただけるのか?」

 

ということを追求し、次々に行動に移していくのです。

 

自分の意見や考えが、すんなり通らない場合、

どうやったら認めてもらえるのか、ということを考え、

粘り強く取り組んでいく上でポイントとなるのは、

本人の強い意思、何が何でもやってやろうという意思なのです。

 

だから経営者には、強い意思が必要なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする