鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5149回】 自分の頭で考え、自分で決断できる教育を

2025年02月03日 | 親として
日本の教育制度だと、
問題に対する正解が必ず一つあり、
その正解を知っているかどうかが評価されます。

よい大学に合格しようと勉強している人の大半は、
既にある正解を暗記しようと勉強する習慣が
幼少期から自然と身についているのです。

だから過去に起こった問題に対しては、
対策が万全に打てるのですが、
過去に前例がない問題が発生した場合、
非常に弱さを露呈してしまったりするのです。

実際、弊社のクライアント様のスタッフさんで、
幼い頃から優秀だったであろう方の中には、
すぐにスマホで回答を探しにいく方もいます。

自分の頭で考えるよりも、先に検索してしまうのですね。


何が起こるか、誰にも分らない時代を
VUCAの時代と言います。

VUCAとは、

V:Volatility(変動制)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Cmplexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)

という4つの英単語の頭文字を取って出来た言葉で、
「何が起こるか、予測不能な時代」を意味しています。

すぐに検索をするのではなく、
自分の頭で考えるクセを身につけておかないと、
VUCAの時代を切り抜けるのは難しいのでは、
と個人的に思っています。

我が家では、子どもたちに対し、
答えをすぐに伝えるとか、
親が進路を決める、ということを
一切、やってきませんでした。

自分の頭で考え、自分で決断し、行動できる。

家族を養っていけるだけの稼ぐ力を身につけさせる。

あとは人様に迷惑をかけないとか、
一般常識さえ持ってくれれば、
子どもの人生、自由に生きて欲しいと思っていましたので、
とにかく親がしゃしゃり出ず、

「自分の人生、自分で決めろ!」

ということだけを言ってきました。

今から25年前に、
こういう時代になると予測していた訳ではありませんが
教育方針は間違っていなかったなぁ、と思います。

そんな我が家の長男、先日、家内の母を誘って
回転寿司をご馳走したそうです。

家内の母は、猛烈に喜んでおりました。

自分の頭で考え、決断し、行動できるように
教育するのがベストだと個人的に思っています。
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