昨日、仕事が終わって京都駅で家内と合流し、
そこから奈良に向かいました。
私の実家は、石切という大阪と奈良の県境の街で、
幼少期、奈良はあまりにも身近過ぎて
成人してから過去、1回しか行ったことが無いのです。
そんな私が、なぜいきなり奈良に行ったのか?
その理由をまとめると、下記2点となります。
1点目は、昨年、JR九州の高級列車である
ななつ星の開発ストーリーの本を読み、
その中で当時のJR九州の社長や、
ななつ星を設計された水戸岡さんが訪れた、
奈良のレストランが素敵だと本に書かれてあったので、
そのレストランに行くこと。
そして2点目は、同じくその本に
奈良の街は夜、歩くとキレイだからと書かれていたので、
奈良の夜の街並みを見たい、ということ。
その他にも、奈良の街並みを歩いたり、
お洒落なお店を発見したりしたい、
ということで、奈良に行ってきました。
私たちは年間24回以上、京都の街に出て、
食事をしたり買い物をするのですが、
同じ古都ということで、
どうしても奈良と京都を比較してしまいます。
その差は圧倒的と言わざるを得ませんでした。
街中を散策していても、
品格というか、センスというか、
もう全く異なるのですね。
奈良市内にも、古民家や古い日本建築をリノベした、
素敵な建物が建っていたりするのですが、
そういう建物だけで街並みがつくられていない、というか、
ところどころにセンスの悪い建物が入ってくるので、
景観という点で相当、損をしているなぁ、と。
そしてもう本当に残念だったのは、
お伺いした奈良市内のレストラン。
奈良にはミシュラン三ツ星は無く、
二つ星が4点あるのですが、
その中のあるお店に伺ったのですね。
味は素晴らしかったのです、間違いなく。
ただただ、接客のレベルがひどくて
なおかつ客層のレベルもひどかったのですね。
大声で話す、品の無い成金中国人も居ましたし、
レストラン内でいきなりパソコンを出して、
Zoomで知り合いと話し出す、
非常識な日本人親子もいましたし・・・。
お店について、名前を名乗ったら
「3名でご予約の・・・」
と言われたり、
(2名で予約していました)
案内された席に座って、
ウェルカムドリンクを飲んでいる途中で、
席を変わって下さいと言われたり、
(いや、スタッフさんに案内された席に
こちらは座っていただけなんですが・・・)
トイレに行こうと席を立つと、
品の無い中国人が先に入っているので、
お声がけしますね、と言われ、待っていて、
その後、呼ばれたのでトイレに入ったら、
私の前の中国人が、トイレをひどく汚していたり・・・。
そして最後に会計を済ませ、
預けていたコートをお持ちいただいたら、
見事に他の方のコートだったり・・・。
いや、ちょっとひどすぎるやろ、と思いました。
ミシュランの二つ星で、
土曜日の夜でそれほど混んでいなかったのは、
リピーターが少ないからでしょう。
そしてその最大の理由は、
接客レベルの低さにあるなぁ、と・・・。
京都で私たちが定期的に行く5店のレストランでは、
あり得ない接客でした。
お店のレベルに合うお客様が、
その店の常連になります。
改めて接客の重要性を学ばせていただきました。