鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4916回】 どん底からの回復

2024年06月15日 | 住宅コンサルタントとして
あるクライアント様から依頼をいただき、
当月の課題図書を選定させていただいております。

6月の課題図書は、新日本プロレス社長の棚橋弘至さんの著書。

なぜその本を選定させていただいのか?

選定理由は2点あります。

1つは、棚橋選手は、マーケティングの感性が
おそらく非常に高いと感じたからです。

プロレスというと、試合の他に
選手のマイクパフォーマンスが人気だったりしますが、
これが上手ではない選手は、
自分が言いたいことをただ大声で叫んだりします。

ところが棚橋選手は、
プロレスを見に来られている観客が
求めているものは何かをとっさに考え、
それを言うセンスがあるのです。

お客様が求めていることと
自分ができることの重なり合う部分を見出し、
それを発信するというのは、マーケティングの基本です。

プロレスラーでありながら、ここのセンスが抜群なのです。

だからファンもガンガン増えていったでしょう。

そして2つ目の理由が、
どん底だった新日本プロレスを立て直した、
中心選手だったということ。

新日本プロレスの棚橋選手(社長)といい、
オンデーズの田中修治社長といい、
それなりの規模の会社のV字回復を成し遂げた方からは、
学ぶべきポイントって多々あると思うのです。

どん底の状態から経営を立て直すためには何が必要か?

この本質を理解していれば、
万が一、自社がピンチになった時に
何から手を付けなくてはならないか、
ということに迷いがなくなると思うのです。

どん底からの回復するには、何が重要だと思いますか?
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【4915回】 自己開示力

2024年06月14日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、広告の効果が激減し、
ほぼ全てのビジネスがファンビジネスとなっていく、
と私自身は思っています。

企業も個人もファンをつくっておかなければ、
ビジネスに苦労するようになっていく。

そこでファンをつくる必要が
全てのビジネスパーソンに欠かせなくなるのですが、
ではファンをつくるにはどうすれば良いのか?

そのポイントは2点あると思っていて、
まず1つは継続して情報を発信し続けること。

発信する情報に共感したり、
好感を持ったりすることで、
人はその発信者のファンになると思うのです。

そしてもう1点が、自己開示がうまくできるか、ということ。

自分自身のことや自分の友人・家族などの話を
聞く方が面白いと思ったり親近感を持ったり、
はたまた共感したり、というように自己開示できれば、
これまたファンが増えていくと思うのですね。

継続した情報発信と自己開示。

この自己開示に関して、
圧倒的に優れているのは、大阪人だと思っています。

ケンミンショーで大阪特集を定期的にやっていますが、
その中でも私が好きなのは、
自分のおかんの面白いエピソードを大阪人に聞いてみる、
というお題で、実際に大阪人にインタビューしている回。

「うちのオカンがね~」

と出演者が皆、ミルクボーイさんのネタのように話すのですが、
私の母親にも鉄板エピソードがいくつかあるので、
確かに!と共感しました。

ということで、自己開示力の強化も
今月・来月のコンサルティングで強化していきたいと思います。
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【4914回】 本気で変わりたいと思えるかどうか?

2024年06月13日 | 住宅コンサルタントとして
私の趣味は仕事。

33歳~45歳頃までは、
長期休みを除くと平均して月に1~2日しか休まず、
とにかく家にほぼ居なくて仕事に没頭しておりました。

おかげ様で素晴らしいクライアント様にご縁を頂戴し、
今年52歳になりますが、毎日楽しくやりがいを感じて
過ごさせていただいております。

社会人となってからの自分の人生を振り返ると、
大きなターニングポイントは2回ありました。

まず1回目のターニングポイントは25歳の時。

24最~25歳の途中までの私は、
とにかく仕事を効率よくこなしたいと思っていましたし、
できればサボって手を抜いて楽したいと思っていたのです。

でも25歳で家内と結婚したこともあり、
責任感のようなものがやはり出てきたのでしょう。

絶対に家内や家族に苦労させない。

仕事でしっかりと成果を出し、稼ぐことを決めたのです。

当時は仕事面でパッとした成果を出すことができませんでしたが、
とにかく勉強し、学んだことを実践しようと決め、
月のお小遣い3万円のうち2万円を本に投資し、
毎日ビジネス書やビジネス系雑誌を読み漁りました。

毎日、本屋さんに行くことが習慣化し、
習慣を変えたことで仕事面での結果が変わったのです。

相手にしていただけなかったお客様に
話を聞いてもらえるようになり、
こちらの企画に乗っていただいたりと
営業マンとしてのツボ・コツが何となく分かってきたのです。

そして2回目のターニングポイントは、32歳での転職。

この時は、大幅に年収が下がっての転職だったので、
子ども達や家内にご飯を食べさせるために、
それはもう命がけで仕事に向き合っていたと思います。

才能も無く、入社面接で2回も落とされた私は、
誰よりも努力し、量をこなさなくては通用しないと思い、
とにかく学べることは何でも学ばせていただく姿勢で、
目がギラギラしていたと思います。

それまでの自分の仕事に対する姿勢とは
次元が違うくらい、毎日猛烈に仕事をした。

その猛烈に仕事をすることが習慣となり、
自分の中で当たり前となったことが、
今につながっていると思います。

仕事や学びに関して、いずれもそれまでの自分とは
全く異なる次元の習慣になったのですね。

習慣が変わったことで、結果が変わったのだと思います。

今、クライアント様の有望な若手スタッフさんに
習慣を変える提案をさせていただいております。

25~28歳くらいの間に、
数年、真剣に仕事に向き合って
成果をだすことができれば、
絶対に仕事もプライベートもうまくいくのです。

そして各クライアント様の若手さんで
少しずつ変わり始めてくれている方が出てきました。

もう本当に嬉しいし、応援させていただきたいです。

自分の人生を決めるのは自分。

20代のうちに、良い習慣を身につけましょう。
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【4913回】 プレーヤーを卒業できるか?

2024年06月12日 | 住宅コンサルタントとして
順調に成長していける会社か、
それとも現状維持をしばらく続けてから衰退していくか?

この差は経営者次第で生まれます。

住宅業界でよくあるパターンが、
センスある経営者がターゲット層のニーズを捉えた
マーケティングを展開し、商品を開発し、支持を得る。

ところが商品開発やマーケティングに関して
ずっと自分が中心で居続け、
それらを若いスタッフに引き継がない。

結果、自身が年齢を重ね、
家を建てるお客様の層と価値観がずれていき、
マーケティングも商品もピントを外す。

結果、業績が下がる。

もしくは、経営者が営業としてプレーヤーを続け、
若いスタッフを育成しないし引き継がない。

結果、自身の高齢化と共に受注が激減する。

このいずれかです。

経営者の最大の仕事は、自身の後継者を育てること。

そして会社を次世代に引き継いで存続させることです。

このことを理解できない経営者は、
名刺にこそ代表取締役と書かれていても
所詮プレーヤーなのです。

厳しい表現となりましたが、
経営者はいつまでも自分が
プレーヤーの中心ではいけないのです。

プレーヤーで満足してしまっていませんか?
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【4912回】 何で一番になるか?

2024年06月11日 | 住宅コンサルタントとして
その昔、クライアント様に対しても、
講演会で参加された方たちに対しても、

「あなたの会社は同業他社と比較して
何で一番になりますか?」

という質問をよくしていたと思います。

一番は記憶されますが、
二番以下は記憶されない。

だから何かの要素で地域で一番となれる分野を
ブランドとしてつくっていかなくてはなりません。

そしてこれはブランドだけではなく、
ビジネスパーソンとしてもつくっていく必要があります。

補助金に関しての知識が一番とか、
このエリアに関する土地情報に関して一番とか、
商談中にその場で描くプランのスピード一番とか、
お客様の記憶に残る営業になることが重要です。

上記の例は、ある一定以上の経験を積んでいなければ、
なかなか身につけることができないかもしれませんが、
新人でも未経験者でも一番になることは可能です。

マメさで一番となるとか、
レスポンスのはやさで一番になるとかであれば、
自分の姿勢次第で絶対になれるはずです。

私自身がコンサルになった時、
住宅業界のコンサルタントは湯水のごとくいました。

その中で、自分を必要として下さるクライアント様を
見つけなくてはなりません。

自分の強みは何かを考え、
当時の私が行きついた結論は、

「現場でやってみせる」

ということでした。

実際にクライアント様のモデルハウスや見学会場で、
模範となる接客や商談をやってお見せする、というもの。

こういうことは当時、誰もやっていなかったので、
この分野であれば、一番になれる、と思ったのですね。

転職してから、とにかく全国の住宅会社に
調査に行きまくっていたのですが、
その際に営業マンのトークを録音し、
テープアップするということを
数えきれないくらいやっていたことが活きたのです。

こうしてコンサルになって最初の数年は、

「現場でやって見せるコンサルタント」

という特徴をお伝えし、
コンサルティングの依頼をいただいていたのです。

皆さんは自分の職種において、
何で一番になりますか?
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【4911回】 味は美味しいが、接客が微妙の店は存在するが、接客が良く、不味い店は存在しない

2024年06月10日 | 住宅コンサルタントとして
個人的にココイチ創業者の宗次徳二氏の言葉が大好きです。

「“繁盛”すべての原点は接客にあり
私達は接客サービスにおいても地域一番店を目指します。」

これ、本当に商売の本質をついている言葉だと思っています。

というのは、全国いろんなお店で食事をするのですが、
飲食店全てに当てはまる法則があると感じているからです。

年間200日以上外食する私が感じていることは、

「味は美味しいが、接客微妙のお店は存在する」
「でも接客が良いのに味が微妙、というお店は存在しない」

ということ。

もうこれは、全国どこに行っても当てはまるのですね。

接客が良いお店というのは、
とにかく客様に喜んでいただきたい、
という思いが強いのです。

そんなお店が、材料の購入や仕込みで
手を抜くとはとても考えにくい。

更にお客様に喜んでいただきたいT、ということは、
当然ながら新しいメニューを開発したり、
今の定番の料理を改良し、より良くしたい、
と思っておられるでしょうから、
当然ながら店の味はドンドン進化していくのです。

まさに「商売繁盛の原点」は接客にある。

お客様に喜んでいただきたい、という思いこそ、
商売繁盛の原点なのです。

皆さんは、お客様に喜んでいただきたい、
という強い思いがありますか?
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【4910回】 親が見本を見せる

2024年06月09日 | 親として
20代~40代で、結婚したいと思わない方たちが
残念ながら増えているような気がします。

もちろん、結婚するしないはご本人たちの自由です。

ただ、なぜ結婚したいと思う方の比率が低くなったのか?

その原因は、考えるべきだと個人的に思うのです。

私自身の個人的感想ですが、
その原因の一つは、
家庭を大切にし、夫婦として人生を楽しんでいる方が
実はそれほど多くないのでは、ということ。

個人的に私の周囲の方たちは皆夫婦仲が良く、
クライアント様の社長ご夫婦と食事や旅に行くことも
実はかなりあるのですが、

「よく自分の旦那と旅行なんていけるよね?」

と家内は言われることもあるらしく、
自分の周囲の外側では、
夫婦仲があまり良くない家庭もあるのかもしれません。

親の背中を子どもはとても見ています。

親が仕事を楽しんでやっていれば、
子どもは働くことに魅力を感じるでしょう。

親が読書をしたり、自宅で勉強していれば、
子どもは自然と学ぶようになるでしょう。

逆に夫婦仲がギスギスしていれば、
結婚生活に魅力を感じなくなるでしょうし、
結婚したいとは思わなくなるかもしれません。

親として未来は楽しいし、結婚生活も楽しいということを
大人たちは子どもに背中で伝えていくべきだ、と
個人的に思っています。
(私の年齢になるともう遅いですが・・・)
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【4909回】 20代から読書に励んだ方が良い理由

2024年06月08日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様の若いスタッフさんには、
とにかく若いうちから読書をした方が良い、
ということを耳に胼胝ができるくらい言い続けています。

ビジネスパーソンとして、読書は
絶対にやっておいた方が良いことです。

その理由は何か?

自分なりには3つのメリットがあると思っています。

まずは筆者が経験したことや
数々の経験を通じて筆者が得た知見を
わずか数千円という価格で知ることができる、ということ。

もちろん、自ら経験することに比べれば、
理解の深さは全く異なりますが、
それでもいろんなことを知ることができるのです。

次に本を読めば読むだけ、
いろんな筆者の物事の考え方をマスターできるということ。

例えば、ある事象があったとして、
他の人のモノの見方・考え方を知らない人は、
自分自身の見方しかできません。

ところが、いろんな本を読み、
いろんな筆者の考え方やモノの見方に触れることにより、
いろんな角度から物事を見ることができるようになります。

これが非常に重要でして、
他の人のモノの見方や考え方を知らない人は、
とにかく我が強くなりがちで、見方が一方向だけなのです。

こういう人、皆さんの周囲にいませんか?

いろんな角度から物事を見ることができない人は、
歳を重ねていった最に、
周囲とうまくやっていくことが難しくなりがちです。

そうならないためにも、
若いうちからいろんな本を読み、
モノの見方・考え方に多様性を持たせる必要があるのです。

そして3点目のメリットですが、
何よりいろんな言葉に触れるので、
自分の言葉の引き出しが
読書量に比例して増えていくのです。

これもビジネスパーソンにとって、
非常に大きいことでして、
今の時代、とにかくお客様との
コミュニケーションの質を上げる必要があるのです。

そのために、自分の言葉の引き出しを増やすことが欠かせなく、
そのためには読書をすることが非常に役に立つのです。

20代の頃からとにかく本を多々、読んできて
本当に良かったと今でも思います。

皆さんには読書の習慣がありますか?
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【4908回】 とにかく基本をおさえる

2024年06月07日 | 住宅コンサルタントとして
家を建てる理由があるお客様が
年々、減っているので、
住宅会社の大半は集客に苦戦し、
結果、受注に苦戦しています。

ゆえに集客数の増加を図るべく、
いろんな手法を学び。
いろんな手法を駆使し、
あの手この手を繰り返しています。

ところが、それが結果にむずびつかない。

Instagramコンサルの指導を仰いだり
Instagramの運用を外部に委託しても、
表示回数やいいねの数、保存数などに変化はみられるものの
実際の来場にはつながっていない。

そんな会社がかなり多いのではないか、と感じています。

集客に関して言えば、もっとシンプルに考え、
基本を押さえることこそが重要かと思っています。

では基本とは何か?

それは非常に単純で、

「お客様が見てみたいと思うような
デザイン・間取り・性能のポイントをクリアした、
モデルハウスや見学会場を用意しているか?」

ということです。

ここがクリアできていなく、
お客様が見たいと思わない建物をどれだけ訴求しても
来場して下さらないのです。

集客に苦戦している会社に共通するのは、
モデルハウスや見学会場に関して、
とにかく単純な理由をクリアできていないから、
ということに尽きるのです。

そしてそうなってしまう理由の1つは
自分たちの建物のレベルが
お客様の基準を満たせていない、ということが
理解できていない、ということに尽きます。

お客様がときめくような建物を用意できていない、
という現実が分かっていない。

厳しい言い方をすると、
自分たちの建物レベルを勘違いしている、ということ。

集客に苦戦している住宅会社は、
基本をクリアできているか、チェックしてみましょう。
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【4907回】 全てのビジネスはファンビジネス化する

2024年06月06日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事を長年やらせていただいて、
本当に市場とエンドユーザーの変化の速さを
つくづく感じます。

今のテレビや新聞・雑誌などのメディアは、
年老いたオッサンたちがまだ権力を持っているので
自分たちが過去、築き上げたものの効果が
激減していることを認めたくないでしょう。

でもはっきりしているのは、
今の10代20代の方たちは、
広告など見なければ、週刊誌やワイドショーも見ないということ。

すなわち、後10年程度で、
広告の効果が激減するのです。

いや、もう既に住宅業界ではその傾向は顕著で、
意味のない広告に20代の方は反応しなくなっています。

そして住宅業界のビジネスは、
間違いなくファンビジネス化していくことでしょう。

自分の推しであったり、
自分が好きな人、信用できる人の言うことしか信じない。

それ以外はスルーする。

だからファンをつくることが体質的に苦手な住宅会社、
どうしても売込みくさいマーケティングしかできない住宅会社は
おそらく終わることでしょう。

まあ、コンサルの世界は完全にそうなっていて、
ファンがいないコンサルが、

「このノウハウを習得した営業マンが、
年間契約が2.5倍に急成長」

なんてことを発信して、
興味ある方はこのオンラインセミナーに参加して下さい、
というような広告を打っても、誰も反応しないのです。
(もしくは、そんなのに反応してしまう住宅会社は
完全に終わっています)

住宅会社の淘汰が進んできて、
それなりのレベルの住宅会社しか残っていないので、
情報がすぐに広まってしまいます。

住宅会社の仲間内で、

「あのコンサル会社、評判いいみたいよ」
「あのコンサル、全然評判悪いみたい」

という情報がすぐに行き渡るので、
その噂や評判に、広告が勝てないのですね。

これと同じようなことが、エンドユーザーの中で起こるのです。

だから良い評判が自然と生まれたり、
そもそもファンがドンドン増えていく住宅会社に
お客様が殺到するようになっていくのです。

広告効果が激減することが確定している中、
皆さんの会社はどうやってファンを増やしていきますか?
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【4906回】 だから売れる!だから売れない・・・

2024年06月05日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様のトップ営業マンは、
某大手ハウスメーカーから転職してきて6年。

このクライアント様では、最も若い営業マンが
駅から会社までの送迎をして下さるのですが、
その昔、私の送迎を担当してもらっていたのに、
気づけば社内でダントツ№1になられていました。

時が経つのは早いなぁ、としみじみ思いました。

昨日の営業研修の中で、
このブログの4902回でも紹介した、
習慣を変えて契約が一気に向上した営業マンの事例を
紹介させていただいたのですね。

研修終了後、ダントツ1位の営業マンが
私のところに来て下さり、

「アウトプットとインプットを同時にするのって、
例えば建築知識を学んで、
その学んだことを分かりやすく資料にまとめたりするのも
効果はあるんでしょうか?」

と質問されたのです。

インプットだけでは片手落ちで、
必ずアウトプットとセットですることで、
インプットしたことが自分のモノになる、ということをお伝えし、

「もちろん、メチャ効果はあるでしょう」

とお伝えさせていただきました。

すると笑顔で、

「僕もやってみます!」

と言われたのですね。

いやいや、あなたのような売れまくっていて、
非常に忙しくされている方は、
そんなことをする時間すら惜しいじゃないですか!

でも売れまくっている人に限って、
すぐに行動されるし、しかもそれを継続されるのです。

だから売れるんです。

そういう生き方、そういうマインドにお客様も魅かれるのです。

一方、結果が出ていない人ほど、
時間はあるのにもかかわらず、
しかも成功している人の事例を教えてもらったのにも関わらず、
自分の行動や習慣を変えないのですね。

できない理由ばかり見つけてくるのです。

そういう営業は魅力的ではありません。

自分のことしか考えていないビジネスパーソン、
自分の都合を優先するビジネスパーソンは魅力的ではありません。

だから売れないのです。

皆さんはどちらの生き方をされますか?
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【4905回】 一流の受付スタッフ

2024年06月04日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様には、
とてつもない優秀なスタッフさんが
ちょいちょい入社されてきますが、
ついにショールームの受付スタッフさんで、
もの凄いレベルの方が出てきました。

とにかくすなおで勉強熱心。

会社から、県内ナンバー1の受付スタッフを目指そう、
とミッションを与えられ、
本気でそれを目指し、努力されているのです。

研修の休憩時に、積極的に質問に来て下さったり、
とにかく人の話を聴く際の姿勢も素晴らしい。

実は前回、このクライアント様を訪問した際に、
一流の受付を目指すのであれば、
一流のサービスを自ら体験して勉強するのも良いですよ、
とアドバイスをさせていただいたのですね。

すると、

「このお店の接客は一流だと(私が)感じたお店を教えてください」

と依頼されたので、
ちょっと値段がお高めのレストランをおすすめしたのです。

そして昨日、私に、

「おススメしていただいたお店に行ってきました」

とご報告に来て下さったのです。

この行動力!
このスピード!
このすなおさ!

私、腰を抜かしそうになりました。

伸びるビジネスパーソンに共通するポイントを
20代前半の女性が、ゴリゴリに有しているのです。

そしてその受付スタッフさんには、
既に虜にされたお客様もかなりおられる様子。

いや、もう現時点で
住宅業界でトップレベルの受付スタッフさんでしょ!

世間では、「今の若い人は・・・」という声をよく耳にしますが、
弊社のクライアント様のスタッフさんの中には、
猛烈に優秀な20代の方たちが、結構多いのです。

ということで、2025年には

「20代で超絶優秀なビジネスパーソンフォーラム」

を開催しようと思いついております。

参加は20代~35歳までの
弊社のクライアント様スタッフさんと
引率の上司のみ。

他社の超絶優秀な20代に触れて、
思いっきり刺激を受けまくって、
本人の成長意欲に火をつける。

そんなイベントを企画しようと思っています。
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【4904回】 ポジティブオーラが出まくっているか?

2024年06月03日 | 住宅コンサルタントとして
集客にしても採用にしても、
うまくいっている会社に共通するのは、
会社全体から明るくて楽しそうなオーラが出ているか、
ということです。

とにかくスタッフさんがのびのび、いきいきと仕事をしている。

笑顔が社内に溢れまくっている。

私はクライアント様に新しく入社した社員さんがいると、

「なぜこの会社に入ろうと思ったのですか?」
「どうやってこの会社を知ったのですか?」

ということをやたら質問するのですが、
若いスタッフさんが口を揃えて言うのが、

「Instagramとか見てて、とても楽しそうに
スタッフの皆さんが仕事をしていたから・・・」

ということなんですね。

インディードだったり、知り合いの伝手だったりと
会社を知るきかっけはいろいろなのですが、
知るとHPやInstagramを徹底的に見て、
その会社がどんな雰囲気で、人間関係は良さそうか、
などをしっかりと調査した上で、
エントリーしてくる方が大半でした。

ゆえに採用の手をいろいろと打っているのに
エントリーすらない会社の場合、
スタッフが楽しそうに仕事をしていない、とみられていたり、
会社の魅力が足りていないと思われているのかもしれません。

そしてそういう会社に見られてしまっている原因を
個人的に突き詰めて考えていくと、
結局はトップや役員、上層部の方たちが明るいかどうか、
ということが大きな要因のような気がします。

社長自らが大抵笑顔で明るい会社は、
やはり社内の雰囲気が明るくなっていくのです。

皆さんの会社のSNSやHP、YouTubeからは、
楽しそうなポジティブオーラ満開の発信ができていますか?
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【4903回】 松場登美さんにお会いしてきた

2024年06月02日 | 住宅コンサルタントとして
今年の2月に石見銀山に行った際、
たまたま通りがかったお店で受けた衝撃。

こんな街に、こんなイケてるお店をつくった方って
一体誰なんやろう・・・?

そんな疑問から、お店に入り、
スタッフさんに根掘り葉掘り訊きまくって
松場登美さんのことを教えていただき、
どうしてもご本人にお会いしたい、と思い、
松場登美さんにお手紙を書いて気持ちをお伝えし、
ようやくかなったのが、昨日でした。

こんなに人に会いたいと思ったのは、
世界的和紙デザイナーの堀木エリ子さん、
ABCクッキングスタジオ創業者の志村なるみさん、
元プロ野球選手で降伏論の著者、高森勇旗さん、
そして松場登美さんなのですが、
昨日、松場登美さんご本人にお会いして、
いろんなお話を聴かせていただきました。
(高森勇旗さんは7月16日に、東京で講演していただきます)

幼少期の登美さん、
いろんなことに疑問を持つその感性が、
周囲の方たちから否定的に捉えられ、
自分の意見をあまり言わなかったそうです。

そしてご主人と出会い、お子さんが出来、
いろんなことがあって、
ご主人の故郷の大森に来たのです。

そこから商売をはじめられ、
社会性や文化性、それから自然を大切に、
服をデザインし、製造し、販売されてきたのですね。

登美さんの信念は、一言で言うと

「いろんな方とのつながりやモノ・自然を大切にし、
人として正しく生きる」

ということなのかな、と思います。

人口400人の島根県大田市大森という街で商売をはじめられ、
その登美さんの考え方や生き方に共鳴した方たちが、
自然と集まってきて輪が広がり、
今の群言堂さんにつながっていったのだと思います。

売上を上げるために、環境に配慮せず、
効率や合理性だけを求めた経営とは、
180度異なる経営をされています。

登美さんが大森に来た時には、
保育園の児童が2名しかいなかったそうですが、
今では20名を超える児童がいるそうで、
群言堂さんで仕事をするスタッフも増え、
更には大森に移住してくる方も増えたそう。

他郷阿部家という、
登美さんがつくられた宿も見学させていただきましたが、
登美さんの世界観・感性が宿の中に表現されていて、
絶対にここに来たいと思いました。

ただ、婦人画報でもとりあげられたそうで、
ちょっと予約が大変なようですが、
登美さんが元気なうちに必ず来たいと思います。

個人的に最も刺さったのは、

「群言堂的『素晴らしき自転車操業』」

という、群言堂さんの経営の考え方で、
私自身も経営で何が重要なのかを
再度、じっくりと考えたいと思います。

松場登美様、
それから登美さんが飼われている
フレンチブルドックの福ちゃん、
そしていろいろと段取りをして下さった矢ノ倉様、
本当にありがとうございました!
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【4902回】 習慣を変えれば、結果が変わる

2024年06月01日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様は、
しばらくの間、業績面で壁にぶち当たっておられました。

いろんな要因が複雑に絡み合い、
一筋縄ではいかなかったのですが、
ここ数か月、一気に業績が回復し、
文句のない結果を出されています。

その要因の一つは、
ある営業さんが覚醒したことです。

その営業さん、責任感も強く、
熱意も非常に高いのですが、
その熱意と責任感が強すぎる面があるのです。

あまりにもこちらの熱量がありすぎたり、
会社の業績をあげなくては、という思いが強いと
重いと感じるお客様も出てきますよね?

なので、努力量の割に成果が出ない、
ということが起こっていました。

ではその営業さんがどうやって覚醒したか?

それは、毎日読書をし、
その読書感想文を毎日、社長に提出する、
ということを半年以上、継続したからではないか、
と、昨日、クライアント様の社長と話をしていました。

素晴らしい本を読んで、
それに対し、自分は何を感じたのか?

自分に足りない部分は何か?

なぜ、筆者はこんなに成果を出すことができたのか?

そもそも、成功している人と自分は何が違うのか?

読んで、自分が感じたこと、気づいたことを
アウトプットする、ということは、
自分自身を見つめなおすことにつながります。

年末年始もゴールデンウィークも、
この習慣を辞めたくない、とのことで、
その営業さんは毎日、読書感想文を社長に送り続けたそうです。

そして社長も、その感想文に対し、感想を休まずに送り返した。

その結果、お客様が何を求めているのか、
ということにより深く気づけるようになったり、
お客様とのコミュニケーションスキルが高まったのでしょう。

「習慣が変われば結果が変わる」のです。

良い習慣を身につけ、結果を変えていきたいですね。
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