バラの黒星(黒点)、うどんこ病について
黒星病…この病気ばかりは大変厄介で、恐らく農薬なしでは完全に防げない病気だと思います。
庭でも日照不足でジメジメした場所ではどうしても発生は免れないようです。
だだ、当方では発生しても次々に他の株へ感染したりはせず、特定のバラのみに発生して、そこで納まります。
また発生した株は落葉しても、重症化せず(枝まで黒斑が出るとか、枯れるとか)次の葉が展開してきますので、気にしないことにしています。
こんな具合に過密栽培しています。株間なんてありません。3段の栽培棚×10もあります。強引ですね・・・
うどんこ病もそうですが、「農薬を散布しなければ次々に近くの株に感染し、被害が広がるから恐ろしい」と言われているようです。
しかし当方では過密栽培をしていますが、そういった事は起こらないのです。
あくまで発生した株のみ症状が出て、隣には感染していないのです(それとも厳密には感染しているが、発症していないだけ?)
これはどういうことかと自分なりに考えてみました。
3年前に癌腫に罹ったドロシーパーキンスのスタンダード(輸入苗)
瘤を除去後は再発なし。画像は昨年の開花の様子
ここで前回にも書いた基礎体力や免疫が関係しているのではないかと思っています。
つまりどういうことかと言うと、人間を例に挙げますが、学校のある1クラスでインフルエンザが流行したとします。
その中でもインフルエンザに感染し発症する人もいれば、全く感染しない人もいます。
またインフルエンザに何回も罹る人もいれば、一生罹らない人もいるわけです。
このことを鑑みると(人間と植物の違いはあれど)素人目には何か関連性があるように思えて仕方ありません。
遺伝子レベルの話(病気に対する耐性の遺伝子)にまでなると全くの無知ですからわかりません。
ただやはり、基礎体力のある人は仮に感染、発症しても重症化はしないのでは?と思います(実際インフルエンザの死亡例は乳幼児や老人など体力がない方が多いと思います)
または、こうも考えられると思います。
そもそも病気が集団感染する何らかの原因がその場所にある…
例えばうどんこですが当方で発生する株の95%以上が同じ環境にあります。(殆どがミニバラ)
具体的には
・雨に当たらない軒下で栽培
・コンクリートの上
・日当たりが我が家で一番よい場所
ベランダのような場所です。
総合的に考えると、原因は湿度が低い(あるいは鉢土の乾燥)ということではないかと思っています。
湿度が高いとうどんこになるという話もよく聞きますが、個人的にはどうも湿度ではなく昼夜の気温差(5~6月、10~11月)が関係しているように思います。
この時期は昼暖かくても夜間に冷え込み気温差が激しく、夜露(結露)がついたりする時期です。それが=湿度が高い時期と混同されているような気もします。(このような季節の変わり目には人間も風邪を引き易いですね)
全く高湿度がうどんこ病に関係ないとも断言できませんが…(実験検証したわけではないので)
ただ言われているように、湿度が高いのが原因なら何故乾燥した場所でも発症するのでしょうか?逆に我が家では湿度の高い時期はあまり発生しません。(例えば昼夜の気温差が少ない高温多湿の夏。暑いから病原菌の活動が鈍るだけ?)それと鉢を置いている場所の周りが土だとほぼ発症しません。個人的には土がある程度の湿気を供給してくれるので適度な湿度を保つことにより、乾燥から防いでくれるのだと考えています。
因みに私のうどんこ対策は一般的に言われていることとは逆かもしれないです。私は空中湿度を上げます。うどんこ病になった株の周りに打ち水をしたり、霧吹きで水を散布します。また鉢土を乾燥させすぎないように注意します。また言われているように風通しのよりよい場所へは移動させません。風通しがよいということは湿度も低めである、ということだからです。私の場合は適度に空気の入れ替わり(対流)のありそうな、土の上(湿度がやや高い場所)へ移動します。全く風通しのない場所へは置きません。適度な空気の入れ替わりは植物にとって大変重要です。
空気の対流がないと蒸れたり、育成障害が起こってしまいます。
ところで…
「うどんこ病の病原体を持った株がそこに1株あったから発症したんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
が、私の考えは先にも書きましたが、個人的にはこのような病原体やウイルスの類はそこらじゅうにあると思っています。
例えば農薬で防除し、冬には病原体を越冬させないために石灰硫黄混合剤などを塗っても毎年感染、発症する例があります。もし、農薬でその株に付着している病原菌の類を完全に滅菌できたとして、何故それでも繰り返し発症してしまうのでしょうか?消毒したはずなのに…
このことから私が思うことは、消毒した時点では病原菌は死滅したが、またどこからかやってきて感染した、です。
どこから病原菌が来たか?ですが、新しい苗を買って病気を持ち込んだとか、はたまた虫が運んできたとか…あるいは人間の靴、栽培している本人に付着していたから??が理由として挙げられます。
確かにそれらもままあることだと思います。
ただ私は先にも書いた通り病原菌は空気中に常に胞子などの形で浮遊していると思っています。
また人間の例ですが(馬鹿の1つ覚えのようで恐縮ですが)風邪などに感染する場合は風邪に感染した人と接触したか、空気感染です。植物の場合はこれが虫であり、空気感染であると考えています。
となると「農薬で防除したってイタチごっこじゃない!空気感染するなんて」
ということになってしまいます。確かにイタチごっこに近いかもしれません。
毎年、薬を散布しないといけないし、そのうち薬も効かなくなった、耐性を持った病原菌が現れて…(まるでインフルエンザのようですね)
それだから私は半ば諦めの境地で薬品による防除をしていない、という理由もあります。
そこで何かあっても(なくても)バラの持てる能力、自然治癒力が最大限に発揮できるようにバラの基礎体力作りに力を入れているわけです。病気で一喜一憂するのも疲れてしまいますし…それなら健康な株に育てて病害虫にも負けない、罹りにくいバラにしてリラックスして栽培を楽しみたい、と思っています。
あまりに病害虫に神経質になってくると、以前にも書きましたが疲れてしまいます。一般に言われている栽培方法とは反する事が多く(トンデモ説扱いでしょう)また完璧を求める栽培方法とは全くスタンスが違いすぎますが、あくまでも一個人の栽培法、考えということで話半分に読んでいただけたら幸いです…
黒星病…この病気ばかりは大変厄介で、恐らく農薬なしでは完全に防げない病気だと思います。
庭でも日照不足でジメジメした場所ではどうしても発生は免れないようです。
だだ、当方では発生しても次々に他の株へ感染したりはせず、特定のバラのみに発生して、そこで納まります。
また発生した株は落葉しても、重症化せず(枝まで黒斑が出るとか、枯れるとか)次の葉が展開してきますので、気にしないことにしています。
こんな具合に過密栽培しています。株間なんてありません。3段の栽培棚×10もあります。強引ですね・・・
うどんこ病もそうですが、「農薬を散布しなければ次々に近くの株に感染し、被害が広がるから恐ろしい」と言われているようです。
しかし当方では過密栽培をしていますが、そういった事は起こらないのです。
あくまで発生した株のみ症状が出て、隣には感染していないのです(それとも厳密には感染しているが、発症していないだけ?)
これはどういうことかと自分なりに考えてみました。
3年前に癌腫に罹ったドロシーパーキンスのスタンダード(輸入苗)
瘤を除去後は再発なし。画像は昨年の開花の様子
ここで前回にも書いた基礎体力や免疫が関係しているのではないかと思っています。
つまりどういうことかと言うと、人間を例に挙げますが、学校のある1クラスでインフルエンザが流行したとします。
その中でもインフルエンザに感染し発症する人もいれば、全く感染しない人もいます。
またインフルエンザに何回も罹る人もいれば、一生罹らない人もいるわけです。
このことを鑑みると(人間と植物の違いはあれど)素人目には何か関連性があるように思えて仕方ありません。
遺伝子レベルの話(病気に対する耐性の遺伝子)にまでなると全くの無知ですからわかりません。
ただやはり、基礎体力のある人は仮に感染、発症しても重症化はしないのでは?と思います(実際インフルエンザの死亡例は乳幼児や老人など体力がない方が多いと思います)
または、こうも考えられると思います。
そもそも病気が集団感染する何らかの原因がその場所にある…
例えばうどんこですが当方で発生する株の95%以上が同じ環境にあります。(殆どがミニバラ)
具体的には
・雨に当たらない軒下で栽培
・コンクリートの上
・日当たりが我が家で一番よい場所
ベランダのような場所です。
総合的に考えると、原因は湿度が低い(あるいは鉢土の乾燥)ということではないかと思っています。
湿度が高いとうどんこになるという話もよく聞きますが、個人的にはどうも湿度ではなく昼夜の気温差(5~6月、10~11月)が関係しているように思います。
この時期は昼暖かくても夜間に冷え込み気温差が激しく、夜露(結露)がついたりする時期です。それが=湿度が高い時期と混同されているような気もします。(このような季節の変わり目には人間も風邪を引き易いですね)
全く高湿度がうどんこ病に関係ないとも断言できませんが…(実験検証したわけではないので)
ただ言われているように、湿度が高いのが原因なら何故乾燥した場所でも発症するのでしょうか?逆に我が家では湿度の高い時期はあまり発生しません。(例えば昼夜の気温差が少ない高温多湿の夏。暑いから病原菌の活動が鈍るだけ?)それと鉢を置いている場所の周りが土だとほぼ発症しません。個人的には土がある程度の湿気を供給してくれるので適度な湿度を保つことにより、乾燥から防いでくれるのだと考えています。
因みに私のうどんこ対策は一般的に言われていることとは逆かもしれないです。私は空中湿度を上げます。うどんこ病になった株の周りに打ち水をしたり、霧吹きで水を散布します。また鉢土を乾燥させすぎないように注意します。また言われているように風通しのよりよい場所へは移動させません。風通しがよいということは湿度も低めである、ということだからです。私の場合は適度に空気の入れ替わり(対流)のありそうな、土の上(湿度がやや高い場所)へ移動します。全く風通しのない場所へは置きません。適度な空気の入れ替わりは植物にとって大変重要です。
空気の対流がないと蒸れたり、育成障害が起こってしまいます。
ところで…
「うどんこ病の病原体を持った株がそこに1株あったから発症したんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
が、私の考えは先にも書きましたが、個人的にはこのような病原体やウイルスの類はそこらじゅうにあると思っています。
例えば農薬で防除し、冬には病原体を越冬させないために石灰硫黄混合剤などを塗っても毎年感染、発症する例があります。もし、農薬でその株に付着している病原菌の類を完全に滅菌できたとして、何故それでも繰り返し発症してしまうのでしょうか?消毒したはずなのに…
このことから私が思うことは、消毒した時点では病原菌は死滅したが、またどこからかやってきて感染した、です。
どこから病原菌が来たか?ですが、新しい苗を買って病気を持ち込んだとか、はたまた虫が運んできたとか…あるいは人間の靴、栽培している本人に付着していたから??が理由として挙げられます。
確かにそれらもままあることだと思います。
ただ私は先にも書いた通り病原菌は空気中に常に胞子などの形で浮遊していると思っています。
また人間の例ですが(馬鹿の1つ覚えのようで恐縮ですが)風邪などに感染する場合は風邪に感染した人と接触したか、空気感染です。植物の場合はこれが虫であり、空気感染であると考えています。
となると「農薬で防除したってイタチごっこじゃない!空気感染するなんて」
ということになってしまいます。確かにイタチごっこに近いかもしれません。
毎年、薬を散布しないといけないし、そのうち薬も効かなくなった、耐性を持った病原菌が現れて…(まるでインフルエンザのようですね)
それだから私は半ば諦めの境地で薬品による防除をしていない、という理由もあります。
そこで何かあっても(なくても)バラの持てる能力、自然治癒力が最大限に発揮できるようにバラの基礎体力作りに力を入れているわけです。病気で一喜一憂するのも疲れてしまいますし…それなら健康な株に育てて病害虫にも負けない、罹りにくいバラにしてリラックスして栽培を楽しみたい、と思っています。
あまりに病害虫に神経質になってくると、以前にも書きましたが疲れてしまいます。一般に言われている栽培方法とは反する事が多く(トンデモ説扱いでしょう)また完璧を求める栽培方法とは全くスタンスが違いすぎますが、あくまでも一個人の栽培法、考えということで話半分に読んでいただけたら幸いです…