先日私が所属しています商工会の「経営講座」が有ったので中小企業診断士の先生の講演を聞いてきました。景気の良い時のこの様な講座ですと、如何に時代の先を読むかとか、これからのビジネスは何かとか、相手の企業に負けない技術力とか等の内容でしたが最近の講師のお話はと云うと。
ビジネスの基本条件
① 約束を守る、
② 何事にも責任を持ち、人の責任にしない
③ 何事にも逃げない、逃げるとリスクが倍増す
④ 威張らない、自慢しない、威張ると相手から反感を買う
⑤ 勉強好きに成れ、研究好きになれ
これってビジネス用語ではなく人格育成の内容だ、つまり人間的に豊かでないとビジネスは失敗すると云う事でしょうね。
講師の先生曰く、福沢諭吉は「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と云われた。これだけ聞くと大変綺麗な言葉で人は平等の様に思う、しかしこの言葉の続きが有って、人には豊かな人もいるが貧しい人もいる、地位の有る立派な人もいれば無い人もいる。それは何故か、と云うと人間性を向上する為の勉強をする人と、気ままで勉強よりも享楽を楽しむ人との違いとおっしゃった。成る程。 或る大男は我武者羅に薪を割っていた、もう一人の小男は休み休みしながら薪を割っていた。一日が終わると不思議と小男の方が割った薪の数が多かったので大男は小男に問うた。「お前は休んでばかりいるのに何故そんなに薪が多く割れるのか」。小男は答えた、「私は休んでいる時に斧を研いて次の準備をしていたのだ」。 経営者は我武者羅に働くのでは無く常に勉強をして次の段取りをしなさい、と云う事を教えて戴いた、聞けばごもっともな事ばかりですが普段の生活は忙しい、忙しいの事ばかり、心亡びるとは良くできた「忙」漢字だ。
みろく山道をお借りして頂上へ。
すっかり自然に溶け込んだ山道に感謝です。
帰りは東海自然歩道を使いました。
一部は倒壊自然歩道でしたが・・・・
足が弱っています。