天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

なくしたもの

2018-10-25 10:37:00 | Weblog
まいこをなくして、、
わたしは沢山のものをなくした。

平凡だけど穏やかな生活。
お気楽で能天気な性格。
やる気、気力、優しさ、おおらかさ、
信仰心、夢、未来、、、
友達、仲間、
思い付くものをあげてもきりがない。

その中でも友達、、
まいこの事故の前日も
友達と息子の学校行事に参加して、
その後賑やかにランチを楽しんだ。

あれから12年弱。
わたしは友達をバサバサと切り捨て
ガードをはり、、
友達を寄せ付ける隙さえ与えなかった。


そんな中で、、
密な付き合いをしていたわけではない
息子の同級生のママが
とても自然に私に寄り添ってくれた。
月命日のたびに顔を見に来てくれて
まいちゃんに、とお花を届けてくれ
ご飯食べてね、無理しないでね、
一言二言声を掛けてくれ、、
時に私の手をぎゅっと握ってくれて、、
一度も家に上がることなく
玄関前で言葉をかわす。
今でも祥月命日にお花を届けてくれる。
そして今に至っても
携帯番号の交換もしていない。
そんな友人関係もあるんだ。

そして私は
お茶を飲みに行く友達も
ランチに行く友達も
ショッピングに行く友達も
見事になくした。
それは私がそうしてしまったのであって
友達のせいではない。
友達も気を使ってくれたり
心を寄せてくれもした。
でも私がその思いを拒否し続けた。

長い長い時間をかけて
私を待っていてくれた友もいて
今は普通に付き合える関係も取り戻したが
ランチやショッピングを一緒に
楽しむまでにはならない。

この年になると、、
時間にも金銭的にも余裕が出来るが
一緒に遊ぶ友達がいない。
知らぬ間に一人を楽しむ術は身に付けたけど、
時々寂しいなと思う。

娘は子育て中で、お店もあって忙しく
夫はもっと忙しく、
今のところ中学生になった孫が
一番の友達か、、
最近はお茶もランチも小旅行も
孫がつきあってくれる。

時々、
孫をまいこの代わりにしているのかと
思うこともあるが、、
鎧を着けずに付き合える
数少ない相手。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2018-11-11 02:35:46
私も1年前小学5年生の息子を交通事故で亡くしました。
とても慎重な性格の子供だったので、まさか交通事故にあうなんて思ってもいませんでした。
裁判が始まりました。
量刑だって、きっと重いものではないと思います。
子どもも戻ってきません。
それなのに、私たちはなぜ苦しい思いをして裁判に臨まなければならないのでしょう。
まだ1年、もう1年。
私も息子のそばにいきたい気持ちでいっぱいです。ただ年老いた親に私と同じ思いをさせてはいけないとは思います。それに主人も娘もいます。
わかっているけど、日々何もできずにいます。
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Unknown (まいこママ)
2018-11-11 10:08:32
コメントありがとうございます。
1年、、苦しいですね、、
心も体も悲鳴をあげてる日々だと思います。
たくさんの事故遺族に出会いました。
でも、裁判での判決に納得している方は
悲しいかないません、
裁判は、なくなった者や遺された者のためではなく
生きてる加害者のため、、
死人に口なし、
生きていく加害者のための判決がでる。
与えらルた罰を全うしたら罪をつぐなったとの
大義名分のもと大きな顔をして生きていけます。
理不尽としかいいようがありません。
私たちはどうやって生きていけばいいのかもわからないというのにね、、

苦しい日々、お身体とお心を労ってくださいね。
返信する
Unknown (Unknown)
2018-11-12 01:21:34
コメントどうもありがとうございます。

今月9日が息子が旅立った日でした。
まいこママさんのこちらのブログに出会えたのも
こどもからのプレゼントだったのかもしれません。

9日にはお花が届きました。
嬉しくもあり現実を突きつけられ辛くもあり・・
勝手なものですね。

事故現場は自宅から徒歩5分くらいのところにあります。
伝え聞いたところによると
たくさんのお花が供えてあったそうで、
人望があるからねと主人と話していました。

ただ加害者も生活圏内、
車で5分くらいのところに住んでいるので
主人とお互い口には出さないものの
そこに加害者もいたかもしれないと思うと
気持ちがざわざわしています。

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