月食

昨日の月食、綺麗でした。

欠け始めは雲の向こうだったのでちょっとがっかり、でも歌いながら待っていると

すでに半分かけた月が明るく光っているのが見えました。

さっきとは打って変わって空はすっかり晴れわたり、

刻々と変化して行く月の周囲にはきらめく星さえ見えていました。

脚が痛くて外に出られないので寝室の窓から見ましたよ。

窓にへばりつくようにしてね。

後少しで全部隠れるというところまで二人で一緒に見ました。

それからは私一人で時々外に出ては

何枚か写真を撮ったりしたけれど、まともなのは撮れなかったわね。

残念です。




これが一番マシですが小さいわ。


拡大すればもう少し大きく見えるでしょう。


後半になって月が再び現れる頃、山里は薄曇りの空に変わってしまい

ボーッとした光の変化しか見られませんでした。

でもこの天体ショーを二人で楽しむことができてよかったです。

広大な宇宙空間で周期的に一直線状に並ぶ三つの星。

それを認識する存在はこの地球上に暮らす人間だけなのでしょうか。

もしかしたら

月のどこかで今地球の影に入った、と

何かしらの形で認識している存在がいるのかもしれません。

月以外でも

もっと遠くから三つの星が並んでいるのを見ている誰かはいるのでしょうか。

太陽と地球と月が直線上に並ぶのを

遠くから見るという発想は壮大ですね。

普段はあまり考えない果てしない宇宙のことを

ふと考える夜でした。

太陽を背後に感じながら地球の上に立って月を眺める私は

寒さも忘れて暫し立ち止まり夜空を見続けました。

その時からエネルギーが変わった気がします。


それに今日から二月、新しい月の始まりです。

手の痛みですっかり怠けた一月が過ぎいよいよ春に向かって始動する時が来ましたか。

寒い日が続きそうだけど気持ちは日々明るくなって行くのです。

日一日と昼の時間が長くなって行くのと一緒にね。

寒気よ、早く去れ

とおまじないを唱えておきましょう。