山里は卯の花が盛んです。
懐かしい歌のひとつに
夏は来ぬ、があります。
卯の花の咲く頃には必ず思い出すこの歌。
うの花の匂う垣根に、子規は矢も来鳴きて、忍び音漏らす、夏は来ぬ♫
という歌詞でしたよね。
だからこの歌が唇に乗る頃には必ず思い出しますホトトギス。
どっさりと咲いてます。
この時期には以前はカッコーも鳴いていましたが、
もう何年も来ていません。
寂しいですね。
去年だったかホトトギスの声も聞こえなかった年がありました。
そりゃ寂しいものです。
今年はどうかな、と心待ちにしていましたが、
今朝、その忍び音を聞いたと思います。
あ、と思って耳を済ませたけれど二回だけ、その特徴ある鳴き声が聞こえたような気がしました。
気のせいでなければ良いのですが。。。
ホトトギスはその個性的な泣き声ですぐに正体が分かります。
なんと無く
トッキョキョカキョクと聞こえるんですよ。
この鳥は万葉の時代から日本列島に住み着いていて
よく和歌などにも歌われる存在でした。
ホトトギス 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる
有名な句ですが、
もちろん当時の人の耳には
トッキョキョカキョク、とは聞こえなかったはずです。
そんな名称は存在しませんでしたもの。
それでは千年の時を超えた人々にはなんと聞こえていたのでしょう。
テッペンカケタカ、テッペンカケタカ。
これが第一候補として考えられます。
根拠は?
トッキョキョカキョク又はテッペンカケタカの二つしか知らないからですよ。
それに、テッペンもカケタカも千年前にもあった言葉ではないでしょうか。
何はともあれ、
今年の夏もホトトギスと共に過ごしたい私です☆
卯の花は蕾の頃も可愛いですね。
こちらはおまけの大手毬。
今は白い花に囲まれています☆☆