てつまろの気儘な日常

日常生活での出来事や趣味のことなど気儘に書いております。
09年に開設、22年6月にこちらへ引っ越しました。

世界文化遺産の道を歩く-3-

2019-05-22 21:18:00 | 山歩き
泊まった小屋は隙間風が入り、突風で入口の開き戸が開くのでやむなく鍵をかけて就寝。
朝方になって風雨がちょっと収まってきました。スマホで気象レーダ画面を見れば、天気は回復しそうです。
雨がまだ降っていますが、6時過ぎに出発。


よく手入れされた杉林の中を進んでいきます。

ガスが掛かって幻想的な雰囲気になってきました。

伯母子峠を越えた先の古道が崩落しているとのことで、伯母子岳山頂を通る迂回路を通ります。

ここからは山道。

伯母子岳山頂到着、晴れれば最高の展望のはずですが、全くの展望はなし。

風雨が強いので、早々に出発します。

案内に従って迂回路を下っていきますが、濡れた道は滑りやすく、膝への負担が大きいです。



なんとか下って、本来の小辺路に合流

思ったよりも脚にきました。このあたりからペースがちょっと落ちてきます。
Nさんはさっさと行きたい様子。ウチは古道の写真をとりながらゆっくり行きたいところ。
どうしようか迷いましたが、Nさんのペースでは走破できなくなりそうなので、
上西旅籠跡で休憩し、そこからはNさん単独で行ってもらうことにしました。

上西旅籠跡は広く、かつての隆盛が偲ばれます。

森の中を進んでいくと、沢の源頭部にある水場がありました。
森の恵みで喉を潤すと、すぐ先に水ヶ元茶屋跡。

一体、どんな老婆だったんでしょうかねぇ。

標高を下げていくと、再び杉林の中を進んでいきます。
石畳が現れ、熊野古道らしい風景になってきました。


待平屋敷跡を通過して、



古から行き交う旅人を見守っていたお地蔵さんに見送られて、

再び麓の集落入口に下山。
案内板の一番下は、最寄りの自販機までの距離案内(笑)

レインウェアを脱ぎ、一息つきました。

ここからは三浦口まで舗装路歩きになります。
途中の集落に南朝史跡「腰抜田」がありました。

深~い歴史がある、小辺路です。