大阪松竹座でMさんと歌舞伎を見てきました。午後の公演で先ほど帰宅。
余韻を楽しみながら 片手にアップしてます。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/2014/07/post_38-Highlight.html
一、沼津(ぬまづ)
東海道を旅する呉服屋の十兵衛は、年老いた雲助の平作と出会い、気が合うことから荷物を持たせます。途中出会った平作の娘お米に一目ぼれした十兵衛は、平作に勧められるまま一夜の宿を借りますが、お米が十兵衛の印籠を盗もうとしたことから、三人は 思わぬ因縁を知るのでした。
人形浄瑠璃「伊賀越道中双六」を歌舞伎化した作品で、親子の深い縁がたどる悲痛な運命を、細やかに描き出した名作です。
二、新古演劇十種の内 身替座禅
恐妻家の大名・山蔭右京は、恋人に会いに行くため一計を案じ、奥方玉の井に、夢見が悪いので邸内の持仏堂で座禅をしたいと願います。一日ならばと許可をもらった右京は、家来の太郎冠者に座禅衾を被せ身替わりにし、いそいそと出かけるのでした。しかし、玉の井が見舞いに来てしまい…。
狂言の大曲「花子」を素材とした作品らしく、格調とユーモア溢れる内容が楽しい舞踊劇です。
三、真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち) 豊志賀の死
富本節の師匠の豊志賀は、二十歳近く年下の弟子新吉と深い仲になりますが、顔に腫れ物ができる病になってからは、弟子お久と新吉の仲を疑い、焦りから病は重くなる一方でした。ある日、看病に疲れた新吉は、不仲の継母から逃れたいお久と逃げる決心をしますが、ふと豊志賀の声が聞こえたようで怖くなり、一人で伯父勘蔵の家へ逃げ込みます。すると心配で来ていたという豊志賀が現れて…。
三遊亭円朝の口演をもとにした、近代怪談劇の傑作をお楽しみください。
四、女伊達(おんなだて)
新吉原の仲之町。桜が満開の華やいだ街に、美貌の女伊達がやってきます。挑みかかる二人の男伊達を鮮やかに追い払うと、恥じらいながら自身の恋を語り始めるのでした。
五変化舞踊『邯鄲園菊蝶(かんたんそのにきくちょう)』より、夏の景をもとにした華のある一幕をご覧いただきます。
身替座禅はとても面白く狂言でもお能の時に見るのとは少し違いました。
会場も笑いの渦です。
真景累ケ淵は夏にぴったりの出し物です。 楽しいできました。