美術の学芸ノート

中村彝などの美術を中心に近代日本美術、印象派などの西洋美術の他、つぶやきやメモなど。

読めない崩し字を読む方法(続き)

2019-04-07 19:40:00 | 日本美術
結局、私は他の文字がどうしても読めなかった。なので無理して読むことにした。
そのためには方法論的に他のアプローチをするほかない。
それはこの人形を調べることから始めるほかない。
美術史を学んだ人たちに言うなら、この人形の図像上の意味を探りなさいということである。
着物の女性が持っているのは明らかに杵であり、私が読めなかった文字が書いてあるのは明らかに臼だ。そして女性は鈴を持っている。鈴を持っている人形の例は数多くあろうが、着物姿で、杵と鈴を持っている女性の図像は、そう多くないだろう。
そのような予想を立てて、この人形の着物の女性が、何を表現しているのか、この女性がどこの誰なのか、そうしたことを探ってみればよい。
今や図像検索が容易になった時代だ。
この方法を使ってこの女性がどこの誰なのか、なぜ杵や鈴を持っているのかを、先ずは探ってみてはどうだろう。
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読めない崩し字を読む方法

2019-04-07 19:00:00 | 日本美術
問題の崩し字は上の写真の中にある。
この人形、もちろん優れた美術品などではないのだが…ただ、私はこの人形の左下に書いてある文字を知りたかった。崩し字を読むことに挑戦し始めた約10年前、自分を試すためどうしても読みたかった文字だ。ところが、簡単には読めなかったことを白状しておこう。
どこかのお土産人形風なのだが、どことも知れない。
さあ、このブログを読んでいるあなたは、これが読めるだろうか?失礼ながらそう問いかけさせて下さい。
最初の一文字が読めれば見当がつく人もいると思うが、これが読めない。私が読めたのは小学生でも読めそうな字、2行目の「山」と最後の二文字、すなわち、「の」と「木」くらいだった。
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4月6日(土)のつぶやき

2019-04-07 03:31:12 | 日々の呟き
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