3年ぶりの投稿です。
オリヴィア・コールマン主演の映画「エンパイア・オブ・ライト」(2022年製作)
80年代のイギリス
当時、イギリスは不況の真っ只中にあって、ナショナルフロントやスキンヘッズと呼ばれる極右集団が「この不況は有色人種のせいだ」と排斥運動をしていた時代。
舞台となる劇場(映画館)は、ロンドンから遠く離れた海辺の町にあり、半分廃墟と化したこの映画館で働く従業員ヒラリーと新しく従業員となった黒人青年スティーブを取り巻くストーリー。
営業前の慣れた作業をひとつひとつ丁寧に進めるヒラリーと、海辺の古い映画館とその醸し出す雰囲気、心地よい音楽でこの映画は始まります。
・・・ネタばれになるのでこれ以上はお伝えしません。
「人生とは心の在り方だ」という一節が出てきますが、この言葉がこの映画を一言で表現しています。
心に残る映画で、好きな映画のひとつになりました。