最初見たとき、なんだか寂しい、白っぽい映像だと思った。そしてしばらくして気が付いた。えっ、縞が無い。
そう。今まで見慣れていた木星の、赤道近くに有るはずの太い縞が無いのだ。去年撮影した木星はこれだ。一目瞭然。
去年画像では赤道をはさんで2本の太い縞が見える。その1本が今年は消えていた。そう言えば縞が消えたというトピックを見た事が有る。それがこれだったのだ。
木星の縞はもともと大気の対流によって産まれるものだ。だから過去にも何度か消えたことが有る。
それにしても文字通り間が抜けている。これが今年の木星。しばらくはこのさびしい木星を追い駆けるしかない。
球状星団M15を撮り終えたところで、時刻は午後10時を大きく回ってしまった。そろそろ帰らなければ明日の仕事に差し支える。それにここからは見えないが、東の空の明るみは月がかなりの高さに昇っている事を教えてくれていた。こうなるともう星雲や星団の撮影は難しい。ただあと少しここに居たかった。
そうだ。木星を撮ろう。太陽系最大の惑星は、さっきまで狙っていたM15のすこし東で輝いていた。惑星なら露出時間が短い。それに空の明るさにほとんど影響されないはずだ。
カメラがまだ画像を処理している間に20センチ反射から外し、8センチに取り付けた。木星は去年の9月に撮影してこのブログに載せている。それ以来だ。カメラのモニターを生かして木星を入れ、ピントを合わせていく。ぴったりピントが合ったところで驚いた。 あれ…
そうだ。木星を撮ろう。太陽系最大の惑星は、さっきまで狙っていたM15のすこし東で輝いていた。惑星なら露出時間が短い。それに空の明るさにほとんど影響されないはずだ。
カメラがまだ画像を処理している間に20センチ反射から外し、8センチに取り付けた。木星は去年の9月に撮影してこのブログに載せている。それ以来だ。カメラのモニターを生かして木星を入れ、ピントを合わせていく。ぴったりピントが合ったところで驚いた。 あれ…