竹取庵の周りの枝垂桜が今年もいっぱい花を付けてくれた。忙しさの隙間を狙って、今日の土曜日に竹取庵前のテラスで花見をする。ゲストはもちろんおばさんたち一家だ。春らしいうららかな日差しの中をおばさんは娘さんの押す車いすでやって来た。聞けば家の横の道で転んで顔を打ち、足を痛めたという。おばさんはもうすぐ95歳になる。娘さんが毎日来てくれるとは言え一人暮らしだし、あまり出歩かないほうがと言うと、「そうしたら動けんようになるが。」と笑った。その顔が腫れて痛々しい。
みかんの丘は薄雲が有るものの風も穏やかで、本当にお花見日和。今晩写真が撮りたいところだが、今月から日曜日にも仕事が入って来た。夕方には帰っておかなければならない。それに観測デッキはあのスズメバチ騒動の後片付けも終わっていない。もう少し。もう少しの我慢。この山を越えれば時間に余裕ができる。 といつも自分に言い聞かせる。
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