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手賀・印旛沼をラムサール登録指定地に(2)

2006-11-13 12:23:32 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
現在は、情報の発信レベルでしょうから、まず大変に厳しい事態とは覚悟した上で、「印旛沼・手賀沼」を候補地に上げていったらどうかと考えています。

「手賀沼・印旛沼」におけるラムサール登録湿地へのチャレンジをその窓口的な役割を担うことにやぶさかではありません。
 
 基本的には、かっての東京湾江戸前の、海の一大湿地帯、そして利根川中流・下流域の氾濫源で縄文海侵では、かっては海の中になっていた箇所です。
 世界最大級の、アジアの冬の渡り鳥の越冬拠点であった箇所の再現をロマンとして100ヶ年計画での再生計画ではいかがでしょうか
 まず近未来での目標設定では「関東地方に第2の雁・鴨・白鳥の越冬拠点の再生」を目指していく、こちらは50ヶ年計画と考えています。
 根拠として、日本の大河川の中流域の氾濫源は3ヶ所
(1)が、北上川の中流域の真水の大氾濫源、そこに残された三日月湖
 まさにラムサール指定地である、伊豆沼や蕪栗沼がその場所です

(2)は、日本最大の流域を持つ河川、利根川の中流・下流域です。
印旛沼、手賀沼、霞ヶ浦ともに大氾濫源のど真ん中に形成された自然湖。(1)との共通性。東京湾江戸前にある三番瀬の箇所は、かっての利根川の流入先の近隣地域であります

(3) 岐阜県、愛知県流域の長良川の中流域がそれにあたります。
この地域が、現在どうかは、まだ勉強していませんのでわかりません。
 
 地政学的な観点で、かっての湿地のあり方と、現状を対比しながら考えていく事が重要との認識です。
かつ
1 千葉県での「手賀・印旛自然公園」として設定されていた箇所を中心に
2 三番瀬・盤洲と手を携えて、3ヶ所同時指定を狙ったらどうかと考えています
3 さらに、利根川中流域の「渡良瀬遊水池」、そして、霞ヶ浦をも一緒に
 広域での共同歩調を考えていく。
4 相互にネットワークを組んで、共同調査などによる問題点整理、過去の情報の
 統合的な整理とデータベース構築、
5 各種勉強会、シンポジウムの開催など

荒尾 稔
 tmlarao@tml.co.jp
  


手賀・印旛沼をラムサール登録指定地へ(1)

2006-11-13 12:20:18 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 霞ヶ浦のラムサール登録地推薦に賛同します。
当方も応援させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
 なお、印旛沼、手賀沼を同時に霞ヶ浦と一緒に登録地に指定する事が妥当なのか、別に分けた方が良いか、関係する皆様方と話し合っています。

 共通項
(1) 利根川下流域にあって、かって縄文海侵の時期に海水面下にあった。
 周辺は巨大な湿地帯に囲まれた自然湖沼であった。その箇所を殆ど干拓して田んぼを造成し、しかも一体を乾田化しています。
(2) 3湖とも自然湖沼を、ある時期に農業用水対策も目的の一つとしてダム化しています。ダム化宣言によって、ほとんどGDP上で貢献してこなかった箇所が、水資源1トンなんぼと貨幣価値で換算されるようになって、一気に利権化された。
(3) 行政との対応上では、農業用水、工業用水、飲用水の3つの供給源のいずれかにも絡み、それこそ錯綜した利害関係が絡むこと。

 問題点での異なる点は
(1) 手賀沼 手賀沼では導水事業により、閉鎖系としての湖沼と言うより、利根川の分流とのいうべき河川化が進んでいる状況であります。
 最新の情報では、ワースト4にまで一気に水質悪化。(資料参照)
 これは利根川の夏の期間に渇水によって、利根川からの導水が一時期減少した結果水質が極端に悪化した時期を生じ、年間のデータに波及したと聞いています。
(CODが、渇水で導水が減った時に、7~8程度から、一気に22とかで、信じられない悪化)点滴が切れたら、一気に病状悪化との意見があります

(2) 印旛沼では、短期的には千葉県による(2)つの巨大事業が開始されます
① 成田高速鉄道 東京から成田国際空港まで、最短30分程度で結ぶ構想です
② 県道成田線、成田高速鉄道と併存される県道の工事です。こちらは巨大な道路構想です。印旛沼を直角に横断する形で、いずれも施工がすでに決定し、まもなく工事開始です。

(3) 最新情報として、印旛沼は湖沼のワースト5位から、3位に2段階上がってしまいました。この悪化の原因が確認できていません。複合要因としか言い切れませんが、その原因は上げていったら実は枚挙がありません。ただ、農業絡みの部分が大きいもと言われています。

(4) さらに、印旛沼周辺域では、この春に国土交通省の利根川利水・治水に関する長期方針として、長期的(30年以内)には、利根川→印旛沼(を遊水池として指定して)→花見川→ 東京湾として、仮称「印旛沼放水路」構想が、国土交通省より発表されています。

 
荒尾 稔
113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1-505
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
e-mail:tmlarao@tml.co.jp
HP:

朝のNHKで、大分県中津平野「中津干潟」を放映。ここは?

2006-11-13 12:09:11 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
 2006/11/12
 本日朝のNHK(8.00~)で、大分県中津平野の「中津干潟」を放映しました。
海岸10km、沖合3kmの規模がある干潟との紹介でした
オオバンソリハシシギやダイシャクシギ、そしてズグロカモメなどが
 さらに
カブトガニ、ナメクジウオ、シマヘタナリ、オカミミガイ、センベイアワモチなど
稀少種も紹介されました。
 とてもすばらしい干潟だなと見ましたが、いかがな位置付けにある箇所
なのでしょうか。ご教示下されば幸いです。


 (見解)
残念ながら、中津干潟のご担当者が,NPO法人を作り多忙です.
中津では,漁業者や行政,市民にラムサール条約に関する広報ができていないので,今回のリストアップは見送るということになっています(事務局見解)




業者が建設を断念 緑区小山町の産廃処分場計画

2006-11-13 11:52:53 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
千葉県日報 2006/11/8 
業者が建設を断念 緑区小山町の産廃処分場計画

市の指導で申請取り下げ
「業者が産廃処分場建設を断念した緑区小山町の山林」(昨年4月撮影)


地権者「ひと安心、涵養林に」 昨年、市職員の情報漏えいが問題になり、
地元住民の間で反対運動も起きていた緑区小山町の産廃処分場計画について、
業者が正式に建設を断念したことが七日、分かった。
取り下げを求める市の指導に業者が応じた珍しいケース。
処分場が建設される可能性は完全に消えた。
反対する地元土地改良区が公売で計画地を落札するなど、事業実現が困難と判断したとみられる。
 計画地は同町の山林約二万二千平方㍍。一昨年六月、川崎市の業者が産廃案終処分場

の設置許可を市に申請したが、環境悪化を理由に地元住民らが反発。昨年四月には、
市職員が反対派住民の個人情報を業者に漏らし問題になった。
 計画地を縦断する赤道が無許可で敷設変えされていたことも判明。市は建設や
赤道変更へ地元住民の同意が得られない限り、事業を認めない姿勢を示した。
 業者は赤道の売却を市に求めたが、昨年九月に断わられて事業の実現性が薄れ、
市は業者へ申請取り下げを指導。今年九月には、地元地権者に借りていた計画地が
東京国税局の公売にかかり、計画に反対していた土地改良区が落札したことで計画は
絶望祝されていた。
 市は計画地の所有者移転を確認したうえで先月二十日、業者に「事業計画の前提が
崩れている」(市産廃指導課)点などを指摘し、許可申請を取り下げるよう文書で行政指導。
業者から二十七日、市の指導に従って許可申請を取り下げる-とする文書が郵送されてきた。
市が産廃処分場計画の取り下げを行政指導し、それに業者が応じたケースは
「かつて記憶にない」(同)という。
 計画断念で、今後は保全へ向けた動きが注目される。懸案の赤道については、
緑土木事務所と、問題の発端となる掘削を行った市内の土砂採取業者が機能回復の
実施を前提にした協議を先月開始。業者は地権者側との協議にも応じる姿勢を示している。
 市の調査では計画地は貴重な動植物が多数確認され、市内河川の源流ともされる。
計画地を落札して地権者となった板倉・大椎土地改良区の小高守正理事長は
「(計画断念と聞いて)ひと安心。木を植えて涵養林にし、いい水が流れるようにしたい」と話した。
計画を断念した業者は、「社長がおらず話せない」とした。


千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part1

2006-11-13 11:50:34 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
講演会 21世紀も人間は動物である

千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part1
演題 持続可能な社会のために
「スウェ-デンに学ぶ緑の福祉国家の手法」
講師=小澤徳太郎氏(環境問題スペシャリスト・
元スウェーデン大使館環境保護オブザーバー)
地球温暖化など、環境問題は避けて通れない課題です。
このままではますます深刻になるでしょう。環境・福祉の先進国の
スウェーデンでは、どのような環境政策をとっているのでしょうか
経済成長を第一とする日本と違い、なぜそのような政策が行えたのか、
その考え方・手法を、福祉問題も含めて明らかにします。

日時=11月26日(日)13:00開場
   13:30開始/16:30終了
場所=四街道市文化センター301会議室(JR四街道駅下車徒歩10分)
参加責=無料
参加対象=自然・環境問題に関心のある方

お問合せ先:任海(とうみ)043-432-8701
S_tohmi@ybb.ne.Jp
メダカの会
後援:四街道市 四街道市教育委員会





千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part2

2006-11-13 11:48:33 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
千葉県「生物多様性ちば戦略」四街道タウンミーティング part2
講演会 「生物多様性の重要性について」
    12月10日(日)13時30分より 四街道市文化センター301室
講師  中村俊彦氏(千葉県中央博物館副館長)
千葉県では、来春の「環境基本計画」の見直し、「生物多様性ちば県戦略」の
策定等に向けて、広く県民の声を聞くタウンミーティングを実施しています。
生物多様性は、開発の圧力、農村を中心とした生活様式の変化、
外来生物侵入で危機的な状況になっていると指摘されています。
四街道では、四街道市みどりの市民協議会が中心になり、生物多様性が
なぜ必要なのかをともに考えることを中心にタウンミーティングを企画しました。
講演の後、市内の自然・環境の問題についても報告・討論を予定しています。
主催 タウンミーティング四街道実行委員会
  (四街道市みどりの市民協議会、四街道自然同好会、
NPO法人四街道メダカの会で構成)
参加費無料     part2についての問い合わせは
市川清忠(043-432-5677)まで