文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

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東京都・多摩川流域での鴨の減少を考えるシンポ

2006-11-29 06:27:55 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2006/11/28 日本野鳥の会東京支部主催によるシンポジウムに参加してきました。
東京支部の鴨の減少原因を考えるシンポジウムは、昨年に次いで2回目とのことでした。出精貴社が100名以上で、講堂が満員の盛況。3人のパネリストの方々が下流域、中流、上流と分担して話されました。課題は上流域、特に浅川本流域が壊滅的な状況にあって、その原因が不明である点がクローズアップされたことです。
 当方も2回たって発言しましたが、関東圏での状況を1都6県で対比しなければ
さらに全国的に対比しなければ増減すらも確認出来ないと言うことになりました。
(1) 地球温暖化で東北等で越冬出来るようになって、南下しないケース
(2) オナガガモのごとくハクチョウの餌付けで、営業的な箇所に張り付いているのではと言う話しも
(3) 調査手法が悪いという意見も(ガンカモの全国調査そのものの批判)
(4) ハンターの減少で、撃たれることが減って、鴨が分散化したという意見
(5) 鷲鷹類、特にオオタカとハヤブサの増加によって、鴨がいなくなった(多摩川上流部では可能性も)という意見も
 並行して、シギチ等の激減も報告された。
 総論として、東京支部に限らず、調査データが整理されたという話しを聞いていなくて、まず、そこから立て直しが必要という意見が多かった。

 次年度から、東京支部、神奈川支部が合同して多摩川流域での調査を開始するとの発表があり、その参加者は半端ではなさそうでした。
 調査方法に生活振りを加えたいとの意見も